MORBID ANGEL
MORBID ANGEL(US/米)
#1434 / DOMINATION / 1995
★★★★
デスメタルに最初に触れたのは何であったかと問われれば、おそらくはこの第1世代、フロリダの重鎮にしてデスメタルの魔王と呼ばれるモービッド・エンジェルだったと思う。デスメタルの傑作アルバムとされる89年のデビュー作「ALTARS OF MADNESS」だったかもしれない。けど、当時は全く受け付けなかったね。リベンジのきっかけは北欧シーンのメロデスでした。それを経た後にフロリダシーンに遡ってみると、これが結構大丈夫になってたりして。デスメタルの原点だからね、まあ一度は聴いておかないと。後にトレンドとなるモリサウンド(スタジオ)とスコット・バーンズ(プロデューサー)の組み合わせの出発点だし。中心自分物はトレイ・アザトースとピート“Commando”サンドヴァルです。他ヴォーカル&ベースがデヴィッド・ヴィンセントで、今作はギター&キーボーのエリック・ルータンを迎えての4th(アルバムタイトルの最初の文字がデビュー作からABC順になっているという洒落っぷり)アルバムです。ゴリゴリのデスですが今となっては聴きやすい部類かな。これはひとえに、デス界ナンバーワンギタリストであるアザトースのギタープレイと、手数は多いがごちゃごちゃしすぎないサンドヴァルのドラミングのおかげだと思う。