MAGNUS KARLSSON
MAGNUS KARLSSON(Sweden/瑞典)
#2097 / FREE FALL / 2013
★★★★

マグナス・カールソンの1stソロアルバム「フリー・フォール」。プロジェクト名とアルバムタイトルがごちゃごちゃしているパターンで…ジャケにはMAGNUS KARLSSON’S FREE FALLとある。想定より弾いてない。ギターソロの小節数に自ら制限でも設けたのか、ヴォーカルナンバーということを意識して作曲されている。これだけのゲストシンガーに参加してもらっているわけだから当然といえば当然か。ラッセル・アレン(SYMPHONY X他)、ラルフ・シーパース(PRIMAL FEAR他)、トニー・ハーネル(TNT他)、マーク・ボールズ(ROYAL HUNT他)、デヴィッド・リードマン(PINK CREAM 69他)、あとは現AT VANCEで元MASTERPLANのシンガー、LAST TRIBEの盟友リカルド・ベンソンなどなど。要するにこれまでのキャリアで関わってきた人たち故、各シンガーの特性を十分に理解した曲作り、主役はシンガーということ。自身がヴォーカルを務める曲だったらもっとギターを前面に出すこともできたはずだが、全体のバランスを考えたのでしょうね。こちとらギターを聴きたいわけだから、その辺も考慮してくれって話。次世代のギターヒーローと呼ばれるに相応しかったMIDNIGHT SUNやLAST TRIBEでのプレイを考えると、期待通りではなかったね。餅は餅屋と思っている者としては、ドラム以外は全て自身でってところもいただけない。自分でやった方が手っ取り早いのはわかるけど。ラルフ・シーパースが歌う”Higher”がRAGEみたいで良かった。