Stop thinking you can't do things and start thinking you can. Your future is whatever you make it, so make it a good one.

GLORY BELLS

GLORY BELLS(Sweden瑞典)

#278 / CENTURY RENDEZVOUS / 1984

★★★★

Glory Bells century rendezvous (320x320)

バンド名をちょっと縮めてリリースされた2ndアルバムです。トリプルリードギターという触れ込みだったはずですが、ライブで威力を発揮するのはさておき、レコーディングに於いては3人いる意味は見出せない。概ねツインリード+バッキングという割り振り。やはりAPRIL WINEの“Roller”みたいに活躍してくれないとね、やればできるはずなのにどいつもこいつもなぜやらない!! でもレコード買っちゃうと愛着が湧くのも当然、当時はナケナシの金で買っているから、買ったら複数回必ず聴くし、とりあえず師匠にも聴かせる(同意を得られないこともしばしば)さ。更に気に入った曲をカセットテープに録音して…なんてことをやっているうちに深く記憶に刻まれ、今聴くと「懐かしい」となるわけですな。ジャケに描かれているような世界観を、劇的な曲展開の中、高音も駆使するボーカルで聴かせる2ndアルバムですが、これが実に惜しい出来。もうちょっと頑張れたら一気に良くなりそうな気配はあるのにね。オープニングの”Flight Back Home”はギターソロ部分が面白いのに、盛り上がりきれずに終わってしまう。折角のトリプルリードのチャンスを逃しちゃダメでしょ。3曲目の”Big Thunder”も間奏部分でオイシイ展開を聴かせますが、これまた煮え切らない結末。リードギターの登場がワンテンポ遅いのかな。”My Life”はボーカルの見せ場、ピアノをバックに上手くはないけれど哀愁漂う歌唱を披露している。♪ライク・ア・コンコルド♪みたいな歌詞が聞き取れるけど、もしやジャケを横切っている紙飛行機みたいなやつのことですかね!? それはともかくソロパートはサックスという変化球(ラストの曲”In the Attic”で再登場)がまたいいんだな。そしてハイライトはスピードチューンの”After Twelve”でしょう。ソロもバッキングもかっこいいのに、ここでもトリプルリードには至らず歯痒さはMAX。続く”Indian Rainsong”は雰囲気があって素晴らしいです。インディアンというよりヴァイキング風でしたが。レコードを買ったことを考慮せずとも、全体的に北欧風味が漂っている点、同じくトリプルギターを売りにしていたLEATHERWOLFより好きです。ちなみにシンガーのグローリー・ノースは2008年に亡くなりました。



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