GATES OF ISHTAR
GATES OF ISHTAR(Sweden/瑞典)
#1879 / AT DUSK AND FOREVER / 1998
★★★★

叙情派メロディック・デスメタルバンドの3rdにしてラストアルバム。メンバーがちょいちょい入れ替わる不安定さ、遅かれ早かれ解散は必然だったか。1stのレコーディング前にギター(G-1)が脱退。ドラマー(D-1)がギター(G-3)にスイッチして新ドラマー(D-2)加入。さらにベースも交代(B-1→B-2)。1stリリース。しかしメンバー対立により今度はヴォーカルが脱退。続けてB-2とD-2も脱退。残留メンバーの説得でヴォーカルが復帰。合わせて新ドラマー(D-3)加入。ゲスト・ベーシストを加えて2ndアルバムをリリース(アヴァロンより日本デビュー)。シンガーとギター2名の不仲により、G-2とG-3が脱退。D-2の復帰でD-3が脱退。ヴォーカルがギター(G-4)とベース(B-3)も兼任することとなり、もうひとりのギター(G-5)が加入。そしてレコーディングされたのが本作ということですが、バンド内のゴタゴタご理解いただけました?どうでもいいよね。とにかくこの3rdがですね、苦労を重ねただけのことはあるって言いたいわけ 。ツーバスドコドコの前半戦は似通った曲もあるが、”Battles to Come”なんか最高ですぜ。一転後半はスローサイドで、ジャケに描かれている「イシュターの門」と思しき世界観なのかな、7分超えでも飽きない荘厳な”Forever Beach”で終幕。ギターもいい。ボートラ収録のカバー(MOTLEY CRUE「SHOUT AT THE DEVIL」収録曲)はさすがに浮いてて要らんわ。