Stop thinking you can't do things and start thinking you can. Your future is whatever you make it, so make it a good one.

AMORPHIS

AMORPHIS(Finland/芬蘭)

#1422 / ELEGY / 1996

★★★★

Amorphis elegy (320x320)

アルバムタイトル「哀歌」に偽り無し、北欧抒情メロ炸裂の3rdアルバムです。デスメタルの要素が前作より減り、次作ではデス色がほぼなくなるので、その中間に位置するコレが個人的にはちょうどいい塩梅になってます。今作はツインヴォーカル体制でデス声と普通声が混在するパターン。キーボーも加入しました。中心人物のギターが繰り出す、母国の民謡が目に浮かぶフレーズの繰り返しが最大の特徴です。ちょっと鼻に付くほど繰り返したりしますが(笑) コードリフと違ってメロディがしっかりしてるもんだから、デス声との逆転現象が起こってるよね。つまり、ギターリフが主旋律でヴォーカルがバッキングみたいに聴こえる場面があるわけよ。そういう場面ではデスヴォイスが引っ込み気味なので確信犯かもしれない。特にキーボー中心に展開した時にプログレ要素が顔を出すのがいいね。キーボー担当がプログレ好きに違いない。インスト曲“Cares”の遊び心と“Relief”のブレイクに惚れました。こうなるとヴォーカルが要らなくなっちゃうな。ともかく、かなり聴きやすい部類のメロデスなので苦手な人でも大丈夫。



#1691 / TALES FROM THE THOUSAND LAKES / 1994

★★★★

Amorphis tales from  the thousand lakes (320x320)

デスからメロデスに歩を進めた2ndアルバムです。メロ強化のためキーボーを加入させ「ELEGY」前夜という趣。まずは荘厳なイントロダクションでKeyをお披露目。お馴染みフィンランドの伝承物語「カレワラ」に基づく楽曲の数々。歌詞はそちらからの抜粋らしいですが、どういう話なのかは調べてません(笑)。たしかにジャケは雰囲気たっぷりで、色んな想像を掻き立てられる秀逸さですよね。アートワークってくらいだからさ、皆さんこれくらいの拘りを持ってほしい。CDサイズだと確かに寂しいけどね、中身で勝負とか言っちゃったりして妥協しないでください。金がないなら無いなりに何とかなるような気がするんだよね~。ちょっと苦手なディープなデス声と普通声(ゲストVo)の共存が新鮮なオープニング曲。ラスト(ボートラ収録盤だとラストじゃない)の”Magic and Meyhem”みたにに面白い展開を持つ曲があと2~3あったら良かったかな。基本は、メロディ・リフが繰り返される中、グロウルが絡みつくという王道パターン。ギターのメロは間違いなく北欧のそれプラス、オリエンタル要素、クラシック要素、存分に堪能できます。動と静のコントラストもよろしいのではないでしょうか。ピアノ、キーボーが静パートの中心を担ってるのかな。キーボー加入は正解でしたね。いい仕事をしてます。



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