悪魔の手毬唄
悪魔の手毬唄
#110 / 1977 / JPN
監督:市川崑 原作:横溝正史 脚本:久里子亭 撮影:長谷川清 音楽:村井邦彦 出演:石坂浩二 岸恵子 北公次 永島暎子 仁科亜季子 若山富三郎 渡辺美佐子 草笛光子 高橋洋子 原ひさ子 加藤武 大滝秀治 三木のり平 山岡久乃 岡本信人 常田富士男 小林昭二 中村伸郎ほか
御存知石坂浩二の金田一耕介シリーズの最高傑作ともいわれている作品です。いずれ『犬神家の一族』から順番に紹介する予定だったのね。でもコーちゃんが亡くなったと聞けば繰り上げでコレになるでしょ!このシリーズは全部面白いから問題なし。話が複雑で登場人物も多いから予習が必要かも。今作でいえば…そもそも話の中心となる二大勢力の由良(ユラ)と仁礼(ニレ)という苗字がややこしい。ルワンダのフツとツチみたいだ。それと、怖いのが苦手な人は無理かもしれない。時代背景や設定はもちろん矢継早のカット割りとか映像の雰囲気が怖いんです。今回は岸恵子と若山富三郎に金田一が喰われた感じ。二人が素晴らしすぎるのだ!もちろんコーちゃんも熱演。シリーズを通してキャスティングで犯人が分かってしまうのはご愛嬌。コロンボ的に楽しめばいいのではないでしょうか。