VIPER
VIPER(Brasil/伯)
#332 / THEATRE OF FATE / 1989
★★★★★
これを最後に脱退してANGRAを結成するアンドレ・マトスのバンドです。ジャケットのイメージ通りのメタルが展開されてます。マトスの抜けた次作もなかなか良いですが方向性はかなり違うかな。別物として聴かないと結構辛いかもしれません。このマトス流クラシカルメロディックメタルはANGRAに引き継がれました。結局そのANGRAも脱退しちゃうんだけどね。ところがマトスが抜けたANGRAはアグレッシブな方向に加速して素晴らしいアルバムを作っちゃうわけで…VIPERとは違う運命を辿ったのであります。マトスの世界観を全面に押し出したこのアルバム、プログレッシブな展開も相俟って劇的に仕上がってますね。ただし、頻繁に声が裏返るマトスの歌い方が気になり始めるとかなり辛いのが欠点といえば欠点。
#917 / EVOLUTION / 1992
★★★★
「THEATRE OF FATE」でやり尽くしちゃったのか知りませんけどね、さっさとアンドレ・マトスが抜けてしまいまして、どうなることかと思ったよね。ベーシストがヴォーカルを兼任することに落ち着いたようだ。そのヴォーカルはまあイケてるにしてもだ…やっぱり曲がイマイチ面白くないな。どうしたって前作と比べちゃうもんね~。マトスのインプットが重要だったということだね。コレで見切りをつけて以来全く聴いていませんが、コンスタントにアルバムをリリースしてるみたいだからいい作品もあるのかもしれません。機会があれば聴いてみましょう。2012年には久々にマトスが戻ってツアーをしたらしいよ。