VINNIE MOORE
VINNIE MOORE(US/米)
#1598 / MIND'S EYE / 1986
★★★★★
このところギターインストアルバムばかりを紹介しておりますが、この重要人物をすっかり忘れてましたね。何しろCDを持っていないもので。当時カセットテープを良く聴いていたのに…貸しレコード屋組は忘れられがちということですな。そんなわけで、TONY MACALPINEと共にシュラプネルの始まりの一人、元VICIOUS RUMORS(と言ってもギターのオーヴァーダブだけって話)で後にUFOの一員にまで登りつめるヴィニー・ムーアです。こちらのデビュー作はシュラプネル初期の例に漏れず、がっつりネオクラ作品でございます。弾き倒しているけれど好きなアルバムですね。プレイが正確すぎると難癖つけられたり、インギーもどき(一体何人いるのでしょう)と揶揄されつつも、流麗なメロがその他の些末な問題を凌駕している稀有な作品だ。他凡百と違って歌心があると思うわけ。インギーみたいに聴き疲れしないところがポイントだ。盟友トニー・マカパインがこれまた流麗なキーボーで華を添えています。ベースはスティーヴ・モーズ率いるDIXIE DREGSの人。ドラマーは御存知鬼キャリアの準伝説級トミー・アルドリッジ御大。