Stop thinking you can't do things and start thinking you can. Your future is whatever you make it, so make it a good one.

TOTO

TOTO(US/米)

#1183 / TOTO / 1978

★★★★

Toto 聖なる剣 (320x320)

もう少し古株の印象がありましたが、これがデビューアルバムの「宇宙の騎士」です。スタジオミュージシャン歴がある分ベテラン感が漂ってたからだろうか。最初に聴いたTOTOの曲は“Hold the Line”でした。当時はアダルトな雰囲気に全く興味が湧かなかったよね。基準は「コピーしたいか否か」それだけでした。で次の段階は「コピーできるか否か」ってことになる(笑) とりあえずキーボードや複雑なコーラスが入ってるだけで躊躇するわけよ。まあこれに関しては、いざとなったら無視するって手もあるけど…我がバンドの場合、一番厄介なのはジェフ・ポーカロのドラムってことになる。代表曲“Rosanna”なんかは16ビートのハーフ・タイム・シャッフルというらしいんだけども、トグソは普通のシャッフルビートも無理だったからね。とにかく高校生がいきなりコピーできるような代物じゃない。TOTO=AORという認識ですが、デビュー当時はまだハード&プログレな部分があるから楽しめる。オープニングのインスト“Child’s Anthem”から“I’ll Supply the Love”あたりは期待感を煽られます。“Girl Goodbye”なんかもイイね。



#1294 / HYDRA / 1979

★★★★

TOTO hydra (320x320)

スティーブ・ルカサーのギターサウンドが心地いい。歪んでいても心地いい。ルカサーの存在がなければ、個人的には積極的に聴くバンドではないね。邦題は「ヒドラ」ではなく「ハイドラ」です。今回馴染みだった曲はもちろん“99”で、アルバム中唯一ルカサーのリード・ヴォーカル曲となっております。ジョージ・ルーカスの映画「THX1138」にインスパイアされたんだそうな。ロバート・デュバル主演のこの映画、見たことがありますが難解でした。この2ndアルバムはルカサーが結構目立ってるから一番好き(長らくベスト盤1枚で事足りると思っていたグループなので初期作品を数枚しか聴いてませんが…)ですね。オープニングの大作タイトル曲(Voはデヴィッド・ペイチ)は1stの冒頭同様プログレッシブな雰囲気がグッドです。あとは終盤の“White Sister”(Voはボビー・キンボール)で決まりだな。ルカサーが気持ち良さそうに弾き倒してまして…まるで和田アキラ師匠の如しでございます。



#1478 / IV / 1982

★★★★

TOTO IV (320x320)

LED ZEPPELINのIVにBLACK SABBATHのVol.4、そしてこのⅣ!4枚目のアルバムに潔いタイトルをつけた作品群の代表といえる1枚ではないでしょうか。もっともツェッペリンのは無題であるがゆえの俗称ですが…。大ヒット曲“Rosanna”(2位)で始まり同じく大ヒット曲“Africa”(1位)で締めくくる4thアルバム「聖なる剣」です。アルバム自体も全米4位になりました。当然ながら前出2曲が突出している…というか、PVを随分と見させられたからね、初めて聴いた曲はいずれかだったと思います。音楽雑誌に広告が載っていた「ハイドラ」のジャケは知ってましたよ。当時仲間内で、ジャケの人物の足が長いということになり、転じてお前は逆ハイドラみたいな…意味不明で申し訳ない(笑) 代表曲からもわかる通りすっかりAORですね。“Rosanna”のラスト、ルカサーが相変わらずいい音でソロを弾いて溜飲を下げてくれます。各アルバムに2~3曲しか響く曲が無い場合はベストアルバムでいいんじゃないかと思うんだけどね、そう上手くはいかない。そこまでパーソナルな願いを叶えてくれる盤が存在しません。アルバムを4~5枚買って、そこから自分チョイスのベストCDを編集するしかない!



#1981 / TAMBU / 1995

★★★★

TOTO tambu

ジェフ・ポーカロが亡くなって解散が囁かれていた中での復活9thアルバムです。ゲストミュージシャンが多数参加してTOTOを支えている。パーカッション3名、スティーヴ・ポーカロはドラム・ループというクレジット、#5と#7と#10で歌ってる男女のヴォーカル(#13ではこの女性がリードヴォーカル)、要するにツアーメンバーということらしく、ファミリーが一丸となって制作されているところがいいですな。ソングライティング・チームもお馴染みらしい。そして、ジェフに代わるドラマーは盟友サイモン・フィリップス。偉大なドラマーの穴は偉大なドラマーで埋める。さすがに相性は良かったようで2013年まで在籍しました。基本的にはスティーヴ・ルカサーがリードボーカルを担当。未聴の前作はルカサー主導の楽曲でTOTOらしさに欠けていたらしいが、今作を聴く限り持ち味であるポップ感は戻っているように思う。ロックとポップとバラードがいい塩梅です。オープニングは実にTOTOらしい曲。#2はシングルカットされたバラード。”The Turning Point”や”Drug Him to the Roof”も良い。ルカサーのギターも随所に聴けるし。”Dave’s Gone Skiing”はフュージョン風味が素敵なインスト曲。個人的にはこの路線がメインでもいい。



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