TOM WAITS
TOM WAITS(US/米)
#1471 / BEAUTIFUL MALADIES / 1998
★★★★
73年デビューのアメリカを代表するシンガーです。ジャズ的ピアノ演奏、人情味あふれる独特な世界観の歌詞、詩の朗読、何より得意楽器はボキャブラリーという本人の弁からも察しがつくよう、カルト的な人気があるらしい。英語が理解できたらさぞ味わい深いのでしょうね。ジャズ・ミュージシャンが参加した2ndアルバム「土曜日の夜」という選択もありましたが、ジャズというかブルース臭が強すぎるので、今回は無難にベスト盤としました。そもそも「土曜日…」にはあまり思い入れがないし、ジム・ジャームッシュ監督の映画「ダウン・バイ・ロー」が最初の出会いであるからして(俳優としても)個人的には挿入歌“Jockey Full of Bourbon”が収録されてないと意味ないわけ。他にもベスト盤はありますが、アイランド・レーベル時代のコレにしたのはそういうこと。もちろん収録アルバムの「RAIN DOGS」でも良かったけど持ってないので。ちなみに俳優としてはジャームッシュ作品に先駆けて、すでにコッポラのヤング・アダルト三部作に抜擢されてたんだね。「アウトサイダー」「ランブルフィッシュ」「コットンクラブ」全部観てるけど、チョイ役とはいえ全くノーマークでした。