SOILWORK
SOILWORK(Sweden/瑞典)
#1451 / THE CHAINHEART MACHINE / 2000
★★★★

現在のエクストリーム・メタルと呼ばれるスタイルに移行する前、まだメロデスだったころの2ndアルバムです。良くも悪くもパワー系ヴォーカルのビョーン・スピード・ストリッドがカギで、個人的にはこの暑苦しい声質が苦手です。フィリップ・アンセルモが叫び続けている感じでとても疲れます。トータル5枚くらいは聴いてると思いますが、へヴィ・ロック系に路線変更してからは特に五月蠅く感じてしまう。それなりのメロディはあるし、クリーンヴォイスも使うし、人気が出たのも3rd以降なんだけどね、逆にメロデスの中で聴く方がまだマシだと思う。よってこの2ndですが、コレは好きです。聴きやすい部類のメロディック・デスラッシュに仕上がっております。ツインギターもかなり頑張ってるね。IN FLAMESやDTやAEやCOB等、北欧の本流に乗ったメロデス・アルバムと言っておきましょう。高品質のメロデスが聴きたいならコレ、次に聴くならデビュー作、あとはメロデスじゃないのでご自由に。
#1712 / STEELBATH SUICIDE / 1998
★★★★

ARCH ENEMYタイプのメロデスバンドとして登場しました。デビュー作からフレドリック・ノルドストロームがプロデュースしたあたり期待度の大きさが窺えるし、たしかに後の作品と比べるとこの頃は良かった。また活きのいいバンドが出てきたなと。所謂メロデス範疇だし、ツイン体制のギターもアチエネ的で及第点。次作で化けるのではと思わせてくれるアルバム。日本盤ボートラにカバーの定番「Burn」収録。出来は普通。件のヴォーカルもまだ声の線が細いというかキーが高く、後の発声を怒号とするなら、メロデス時代の2枚は絶叫という感じゆえ、暑苦しさの片鱗は窺えるものの、曲調と相俟ってそれほど気にならなかったりする。しかし…3枚目から宗旨替えしてヘヴィロックな楽曲にデス声でキャッチーなメロを歌うようになっちゃうんだな。敢えて歌い方を変えたと思われる声が実に暑苦しい。結局このバンドは6thまで聴いちゃいましたけどね(笑) 印象に残ってるのは…空耳アワー作品くらいかな。Figure Number Five 鯉の争い奪い合い♪