SLASH'S SNAKEPIT
SLASH'S SNAKEPIT(US/米)
#2249 / IT'S FIVE O'CLOCK SOMEWHERE / 1995
★★★★

GUNS N’ ROSESのスラッシュ(G)が結成したバンドのデビューアルバムです。この時のメンバーは、バンドメイトのマット・ソーラム(Ds)とギルビー・クラーク(G)、ALICE IN CHAINSのマイク・アイネス(B)、JELLYFISHのツアーギタリスト(Vo)という布陣。ツアーに参加できなかったアイネスとソーラムに代わり、ジェイムズ・ロメンゾ(WHITE LION、MEGADETHなど)とブライアン・ティッシー(B’z、WHITESNEKEなど)が起用された。両者ともPRIDE & GLORYのメンバーですが、ティッシーはギルビーのアルバムにも参加しており、つまりはお仲間ということ。基本的には生々しいギターをフィーチャーしたブルーズロックですが、どこかパンキッシュでもあり、ポップでもあるという自由系だ。インストもあるよ。ほとんどエフェクト感のないエリック・ドーヴァーのボーカルがいい。掠れた声質とラフな歌唱は、アクセルローズほどではないが、十分に個性的でポテンシャルが高く、曲調との相性も良好だ。個人的にはスティーヴン・タイラーに似ていると思うのですが、いかがでしょう。バンドはほどなく解散しますが、2000年に異なるメンバー(スラッシュ以外)で2ndアルバムをリリースしました。ちなみにこちらも速攻で解散。2002年には盟友マット・ソーラム、ダフ・マッケイガンとともにVELVET REVOLVERを結成するのでした。