SHOCK
THE SHOCK(UK/英)
#2064 / PINULTIMATE / 1998
★★★★
TENが所属するレーベル期待の新人メロディックHRバンドのメジー・デビューアルバム。新人といってもそのルーツはNWOBHM時代に遡るらしいから、かなりのベテランでいらっしゃる。SHYのトニー・ミルズおよびギタリスト、PRAYING MANTISのトニー・オホーラ他がゲスト参加、爽快メロディックロックには欠かせないコーラスに花を添えている。TERRA NOVAは爽やかすぎて鼻につくという向きでも大丈夫な塩梅です。理由は、マイケル・スウィート系の高音ヴォイスとギターの派手さが目立つ音楽性に因る。ギターの音がデカいからね、ヴォーカルとギターが喧嘩してるみたいなところが好き。楽曲的にはアメリカとヨーロッパの喧嘩って構図もあるね。それがこのバンドの独自性に繋がっているのではないかと。爽やかだけど翳りも感じられ、全てにおいてエッジが効いてるのがミソ。そんじょそこらのメロハーではございません。オープニング曲のギターソロを聴いた瞬間にコレは「当たり」だなと思いました。それにしても微妙なジャケ…PINULTIMATEって何?東洋の神秘、鍼灸的な?