Stop thinking you can't do things and start thinking you can. Your future is whatever you make it, so make it a good one.

SAMSON

SAMSON(UK/英)

#284 / SHOCK TACTICS / 1981

★★★★

Samson shock tactics

ポール・サムソン(G)率いるNWOBHMムーブメントを代表するバンドの3rdアルバム「魔界戦士」(旧邦題は「ショック・タクティクス」)です。ジャケは神殿の柱を壊す怪力の英雄サムソン。友だち経由(師匠ではない)でLPを借りて、長らくカセットテープで聴いてました。名前は知ってたよ。語呂がSAXONみたいだから。パワフルな歌唱が印象的な正統派HMで、ラス・バラードのカバー”Riding with the Angels/地獄の天使”から”Communion/霊界交流”までほとんどの曲を覚えている。他にも”Earth Mother”、”Blood Lust/血の欲望”、”Grime Crime”、”Bright Lights”などを収録。ところが、この素晴らしいアルバムを最後にシンガーが脱退。それは同じくNWOBHMの雄IRON MAIDENの2代目シンガーとして引き抜かれたから。そう、彼の名はブルース・ブルース、後のブルース・ディッキンソン!この移籍でメイデンは加速、未だ現役のメタルモンスターとして君臨してます。一方SAMSONは、ドラマー(サンダースティック)の脱退、4thアルバムにおけるポップ路線への変更など相俟って失速しました。2008年にポール・サムソンが逝去しバンドは解散。その実メイデンとサムソンはバンド結成当初から縁があり、ポール・サムソンもメイデンに誘われた経験がある。そしてサンダースティックの前のドラマーはクライヴ・バー。さらに、今作はメイデンの2nd「KILLERS」と同時期に同じスタジオで録音されており、顔を合わせる機会も多かったそうです。ディッキンソンのボーカルは、シャウトする場面も多々ありパワフルという第一印象なのですが、改めてサビメロを聴くとメイデンぽいと思う。つまりIRON MAIDENに於いても、当初から歌メロはディッキンソンに任されていたということでしょう。リーダーが繰り出すギターリフもシンプルながら素晴らしい。曲によってはアンガス・ヤングが想起され、NWOBHM版AC/DCといった雰囲気がある。スティーヴ・ハリスも観ていたレディング・フェスティバル(引き抜きの決定打とされる)の映像ではGibson SG(最後はkawaiのムーンサルト?時代だね~)を使ってるから、アンガス・ヤングが好きなのかな。今作のプロデュースを務めたのがAC/DCの「HIGHWAY TO HELL」「BACK IN BLACK」を手掛けたトニー・プラット(withマット・ラング)なので間違いなさそう。



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