ROUGH DIAMOND
ROUGH DIAMOND(UK/英)
#1995 / ROUGH DIAMOND / 1977
★★★★
URIAH HEEPを脱退したデビッド・バイロンが結成したバンドのデビュー作にして唯一作。相棒はクレム・クレムソン。その経歴はコロシアム~ハンブル・パイ(ピーター・フランプトンの後釜としてスティーブ・マリオットとツインギター)、そしてストレンジ・ブリュー(withコージー・パウエル)、DEEP PURPLE加入をトミー・ボーリンに持っていかれたギタリスト。ドラマーは元WINGS、かの「VENUS AND MARS」で叩いていた人らしい。どうしても聴きたくてレコードを買いました。コーラスワークがあったりするし鍵盤もいるし、ヒープからそう遠くはないロックです。バイロンの声はここでも生々しく素晴らしいカリスマ性を醸しております。しかし、77年作品としてはどうだろう?もっと古いタイプのHRに聴こえてしまうけれど…まあバイロンの声が聴ければいいって話ね。この声で歌われたらほぼヒープですから。Gや鍵盤がミック・ボックス(ワウ)やケン・ヘンズレー(オルガン)ほど派手なプレイではないところも物足りないかな。総じてシンプルです。煌びやかな感じがないのが特徴?長らく聴きたいと思っていたバンドだけに、ちょっと期待外れでした。