RONNI LE TEKRØ
RONNI LE TEKRØ(Norway/諾威)
#1633 / EXTRA STRONG STRING / 1999
★★★★

ミュートピッキングを使ったマシンガンフレーズが印象的なTNTのギタリスト、そのファーストソロ作品は歌物でTNTほど弾いてなかったりする。ポール・ギルバート同様、出自がビートルズだと行き着く先はハードポップになるみたいだ。思えばVAGABONDもこんな感じだったかね。ロニーがヴォーカルも披露。ベースに盟友モーティ・ブラック、キーボーにダグ・ストッケ、ゲストVoにヨルン・ランデ(THIN LIZZYのカバーバンドBAD HABITZでもVAGABONDでもお手伝い)。オープニングの“Shuffle Off the Buffalo”でロニーの黒っぽい声で歌われる「バファロー」という音がとても印象的で一緒に口ずさみたくなります。その後もファンクだったりメロウだったり、テクノ風だったりクリスマスソング風だったりと多彩な曲が繰り出されます。フィル・リノットのカバーも。“Half of the Time”はサビメロよし、どことなくブロンディの曲を想起しました。ラストでようやくインストが登場、ロニーのテクロ(笑)がちょいと顔を出します。