RON THAL
RON THAL(US/米)
#1611 / THE ADVENTURES OF BUMBLEFOOT / 1995
★★★★
ハチの胴体部分が足になっているバンブルフットの異名を持つ新世代ギタリスト(スイスチーズギターがトレードマーク)という認識です。ちょっと理解不能かな…バンブルフット…面白いか?後に紹介する予定のシュラプネルのコンピ「ニュー・ギター・ヒーローズ ’92」に収録されていた“ショパン・ファンタジー”が最初の出会いでした。この曲は当該アルバムに於いて一際目立っておりましたな。変態じみたテクニカルギタリストという点ではマティアス・IA・エクルンド的で、当然タッピングやスウィープは楽勝なのです。というわけでこちらのデビューソロ、全体的には自作ジャケに描かれている(各曲のキャラだそうです)通りのごった煮状態なんだけども、各曲が魅力的に仕上がっているところがミソなのね。定番のブルース、ジャス、フュージョン系はもとより、へヴィ・プログレや、ファンクや、ディメオラみたいなスパニッシュや、イサトのようなブルーグラスまで、とにかく豊富なバリエーションで飽きさせません。まさしくバンブルフットのアドベンチャーだ。