ROGER STAFFELBACH'S ANGEL OF EDEN
ROGER STAFFELBACH'S ANGEL OF EDEN（US/米）
#1638 / THE END OF NEVER / 2007
★★★★
ヴィタリ・クープリ(key)とジョン・ウエスト(vo)ばかりがクローズアップされているプログレッシブ・メタル・バンド、ARTENSiONのギタリストですね。二人の影に隠れていた感ありのテクニカルギタリストがやっと陽の目を見た1枚。スイス出身です。ヴィタリと出会ってARTENSiONを結成したのもスイスだとか。バンド名義の1stソロとはコレ如何に!? この面子で続けるつもりだったのでしょうか。やりたかったのは結局ネオクラだったのね。G.I.T.に通ったし、シュラプネルからのリリースだし、当然と言えば当然か。スウィープやらスピードピッキングやら、物凄い音数のプレイを堪能できます。リフもソロも弾き倒してます。キーボーとの掛け合いみたいなのもあるけど…そこはヴィタリじゃないんだね。キーボーが多いのは…ギターを始めたきっかけが「TRILOGY」らしいからインギーのパターンが刷り込まれているに違いない。たしかにキーボーの分までギターを弾かれたらそれはそれで聴き疲れしそうだ。ラストの“Toward the Light”でインギー愛が爆発。トドメは日本盤ボートラの“You Don’t Remember, I’ll Never Forget”です(笑) ゲストとして…色んな所で目にするスティーヴ・ディジョルジオが全てのベースを弾いておりまして、他にはROUGH SILKのキーボーが4曲、元MANOWARのギタリスト、盟友ジョン・ウエストという面々がちょいとお手伝い。
