Stop thinking you can't do things and start thinking you can. Your future is whatever you make it, so make it a good one.

RICK DERRINGER

RICK DERRINGER (US/米)

#1032 / ALL AMERICAN BOY / 1973

★★★★★

Rick Derringer all american boy

2025年に77歳で亡くなった、ソングライター/ギタリスト/シンガー/プロデューサーとして名を馳せた才人のデビューアルバムです。今作ではギター/ボーカル/オルガン/ベース/タンバリンなどを担当し、早くもマルチプレーヤー振りを発揮しています。エドガー・ウインター(P)、ボビー・コールドウェル(Ds)、ジョー・ウォルシュ(G)らがバックアップしました。何はともあれ、師匠の推薦でコピーしたことがあるリーダートラック“Rock and Roll, Hoochie Koo”ですね。全米23位を記録した有名曲にして、デリンジャーの代表曲です。スージーQからSuperflyまで、多くのアーチストがカバーしている定番曲でもあります。2曲目のインスト”Joy Ride”も素晴らしい。この時代のギターヒーローの1人だったことが確認できます。その他、ドブロとスチールギターをフィーチャーしたカントリーロック曲”Cheap Tequila”、アコギとピアノ中心としたパティ・スミスとの共作曲“Hold”、全体の1/3を占める洒落たポップス“Jump, Jump, Jump”など、一般的なギタリストのソロアルバムとは一味違ったカラフルな楽曲が楽しめます。脳天気なジャケからも推察できるとおり、そのルックスからアイドル的な扱いだったらしいからね、強いて言うならエリック・クラプトンとピーター・フランプトンの中間といったところでしょうか。そういえば、洋楽をよく知らない人たちが、クラプトンとフランプトンを混同して、クランプトンとか言ってましたな(笑) リック・エメットはカナディアンですが、同じ空気を感じるかも。どちらもリックだし、歌声がいいのも共通点と言える。AEROSMITHが演りそうなアメリカンロックでは、線の細いスティーブン・タイラーみたいに聴こえたりします。



#1617 / SPRING FEVER / 1975

★★★★

Rick Derringer spring fever (320x320)

ウインター兄弟との共演で世に知られることとなったギタリストの2ndアルバムです。エドガー・ウインター・グループ在籍時にリリースされました。そのエドガーが前面サポート。ゲスト陣だと、JOHNNY WINTER ANDから1stソロに全面参加の盟友ボビー・コールドウェル、ジョニー・ウインターもスライドギターを披露、チック・コリアの名前もある。前作同様今回もバラエティに富んだ内容には違いないのですが、かなりポップ方面にすり寄ったね。前作のヒットでアイドル扱いされた経験が影響しているのでしょう。後にカナダから登場するALDO NOVAの原型みたいなシンセ音が目立つ曲やら、BCR系バブルガム曲みたいなものまである。75年にしては割と新しい音なんだけど、前作で聴けた哀愁路線のメロディが減退している。ギターを弾いて歌も歌って、バンドのプロデュースもして、コンポーザーとしての才能だけは間違いないのだが。“ロックンロール・フーチークー”はね、曲は普通でもリフがカッコいい。今作にも同一路線の曲はあるものの、弾いてみたくなるようなリフは無かった。ジャケは素敵です。



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