Stop thinking you can't do things and start thinking you can. Your future is whatever you make it, so make it a good one.

PROTEST THE HERO

PROTEST THE HERO(Canada/加)

#773 / FORTRESS / 2008

★★★★

Protest the Hero fortress (320x320)

たまには最近のアルバムにも触れて若者ぶってみるかなどと思い立ち今回はコレを。ハイ・トーン・ヴォイス(スクリームも自由自在でポテンシャルは高い)にギター弾きまくり(ピロピロしまくり)とくればこれはもう大好物なわけで…DRAGON FORCEみたいなものを想像させてしまいそうですが、全く違います。色んな要素が絡み合ったテクニカルなミクスチャー変態系メタルだね。ツーバスにザクザクしたリフがビシッと重なる様はとてもアグレッシブ。そして唐突な展開はプログレ的でもある。しかしだ、メンバー全員の音がとにかく動き回ってて全く落ち着きがなく、ヒステリックなハイテンション系の歌唱も相俟って、聴き進むうちに「もうええわ!」と思ってしまう。色々やってるようでいて結構ワンパターンなのかも。全員でマシンガンを撃ち続けてる感じ(笑) 起承転結が明確でない転転転転みたいなイメージ。お決まりのギターソロタイムも特に設けられていません。そういうメタル。



#1684 / KEZIA / 2005

★★★★

Protest the Hero Kezia (320x320)

恐いもの見たさってあるよね。というわけで、根底にあまり好きじゃない音楽の要素が澱んでいると思われるバンドのデビュー・アルバムです。一応ね、プログレッシブ・メタルに括られてはいるようなんだけども、メタルコアとかマスコアという捉え方もあるようで、総合するとカオティック・メタルコアなるものであるらしい。wikiによれば「政治的メッセージ」の強いバンドとあるので…RAGE ANGAINST THE MACHINEとかSYSTEM OF A DAWNみたいなことか。先に紹介したのは良くも悪くも衝撃を受けた2ndアルバムで総じて喧しい音楽でしたが、このデビュー作は多少聴きやすいかな。明確な静のパートがあるからね。アコギや女声が一服の清涼剤になっている。基本テクニカルでアグレッシッブなのは2ndと変わらず。変拍子も転調もやりたい放題。嫌いなヒステリック系シンガーも難なく高音とグロウルを使い分けるポテンシャルだが、メロがあるような無いような妙な歌い回し。ハイトーンのフィリップ・アンセルモ(容姿も)という趣。ギターはザクザクで複雑なリフが心地よく、タッピング、スウィープ、フルピッキングと自由自在。そして全員一丸となって喧しい(笑)



#2074 / SCURRILOUS / 2011

★★★★

Protest the Hero scurrilous

弾けまくりの「FORTRESS」に続く3rdアルバムです。巷ではあの複雑に絡み合うハイテンションメタルの評価が高かったらしく、FORTRESSファンにとって今作は物足りないという意見が多数を占めているとか。個人的にはスラッシュメタルみたいな雰囲気があって聴きやすかったけどね。確かにギターリフは随分と落ち着いてしまったけれど、それが整合性に繋がったと思われ、奇しくもスラッシュ世代の守備範囲に入ってきたのではないかと。それに伴いギターのピロピロ度は減退、シンガーのグロウルやヒステリック系シャウトもなくなっている。これは敢えてでしょうね。バンドの出自が何なのか知りませんが、成功を収めた2ndの路線をいったん封印してみたとか、アイデアを全部出しちゃったからちょっと充電期間みたいな。不思議なものでね、個人的な好みで言うなら3枚の中では今作が一番なのに、FORTRESSと比較するとやはり物足りなさがある。アレができるって事を知ってるからね。2ndと3rdの中庸路線というわけにはいきませんかと。どうやら4thの評判が良い。聴くしかないでしょう。



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