Stop thinking you can't do things and start thinking you can. Your future is whatever you make it, so make it a good one.

OUTRAGE

OUTRAGE(JPN)

#377 / OUTRAGE / 1987

★★★★

Outrage EP (320x316)

デビューEPです。BURRNのレビューを見てレコードを買いました。池袋だったかな。とりあえずMETALLICAみたいだと思いました。日本にもこの手の音楽を演れるバンドがいたことを確認できて嬉しかったよね。初期のアルバムはどれを聴いても間違いないでしょう。このEPの曲も録りなおして1stアルバムに収録されてます。しかしながらその「録り直し」ってトコが問題なんだけどね。メジャー感を出すためでしょうが、余計な事をしてくれたものだと今さらながらに思ってしまう。想い出もないのに敢えてこのアナログ盤を聴く必要はないかもしてませんが、オリジナル音源に拘る人はオークションで探すだろうね。運が良ければ中古屋でめぐり合うこともあるでしょう。何かしらのボートラって形で再発されるかもしれない。



#904 / BLACK CLOUDS / 1988

★★★★

Outrage black clouds (306x300)

若さ漲るデビューアルバムです。EPで発表済みの名曲“Under Control of Law”と“Edge of Death”を録りなおして収録。OUTRAGEのアルバムの1曲目はどれを聴いても気合が入ったイチオシ曲なんだが…このアルバムに関しては前述2曲の印象が強烈すぎるため(EP音源の方が好きだけど)個人的にはちょいパワー不足。最後のインスト“Peyote”はスラッシーでいいね!メタリカ臭は些細なこと。阿部洋介のギターはカークより断然いいと思う。ウチにあるのはステファン・カウフマンによるリミックス盤です。ちなみに2ndも3rdも同じ仕様。まとめ買いしたんだね。それにしてもなぜACCEPT?スラッシュ系のアルバムでもプロデュースした実績でもあったのだろうか?オリジナル(セルフプロデュース)を聴いたことがないのでどこがどう違うのかわからないが…生々しさを消してしまった?やっちゃったかステファン!今SHM-CDが出てるけど、もしオリジナル音源なら、これから聴こうって人はその規格がいいかもね。2009年の「OUTRAGE」は素晴らしい出来でしたが、最新作の「OUTRAGED」もいいらしいよ。



#1251 / BLIND TO REALITY / 1989

★★★★

Outrage blind to reality (300x300)

前作よりスラッシュ度が増した(と感じるのはオープニングのタイトルトラックに因るところが大ですが)2ndアルバムです。ともかく、日本が世界に誇るスラッシュメタルバンドの面目躍如といったところでしょう。同時期に世界中から出てきた四天王フォロワーの中にあってもトップでしたな。個人的には1stフルに思い入れがあるわけですが、スラッシュ好きにはコレかな。展開が多く曲が長いのも特徴になってますね。スラッシュメタルの名盤METALLICA「MASTER OF PUPPETS」を踏襲したね。ドラマチックな作品にしようと思ったら長くなっちゃうわけだ。前にも触れましたが、ウチにあるのはエフェクト処理が施されているであろうステファン・カウフマン作品なのね。やっぱりオリジナル音源を確認したいという衝動は抑えきれないのであります。生々しいサウンドのほうが絶対にいいと思う。



#1680 / THE GREAT BLUE / 1990

★★★★

Outrage the great blue (320x320)

やっとカウフマンの手が加わっていない盤を手に入れた。ところが…この3rdはカウフマン盤を持っていないことが発覚し結局検証できず(笑) いつか必ず1stか2ndで確認してやる!というわけで恐らく初めて聴いたこのアルバム、まずヴォーカルが気になるね。表現の幅を広げることを意図して…失敗しているかも。従来のスラッシーなタイプの曲はいいとして、メロを歌おうとするとイマイチ。特にアルバムのハイライトと思われる“Great Blue”は酷い。ぶっちゃけ下手クソだ。ジェームズ・ヘットフィールドみたいに声に艶があれば、狭い音域でも聴かせられるのにね。次に気になったのは固いベースの音。かつてはMETALLICAのフォロワーと言われましたが、こうなるとOVERKILL、D.D.ヴァーニが頭を過る。バキバキベース好きだけどね。さて件の#8です。前述のヴォーカルを含めもうちょい時間をかければ凄い曲になったのでは、というポテンシャル。“Amazing Grace”と“蛍の光”が合体したようなテーマがいい。和洋折衷の成功例?ギターのメロは総じて良いです。曲展開は今一歩ですかね。惜しいな~。アウトロで“Amazingの光”再び。



#2126 / THE FINAL DAY / 1991

★★★★

Outrage the final day

プロデュースはACCEPTのステファン・カウフマン、ドイツのディーター・ダークス・スタジオでレコーディングされた4thアルバムです。カウフマンのプロデュースに関しては…最初の3枚もカウフマン・ヴァージョンにされてしまった。初期3作品に関してはメジャー感と引き換えに失ったものの方が大きいか。オープニングのタイトルチューンは流石の出来。アウトレイジ節炸裂でございます。マイ!ファイ!ナ~ル!デイ!…英語圏ではfiとnalをこれほどぶった切って発音することはないのでは(笑)。3曲目”Follow”のダークな雰囲気は、同年リリースされたMETALLICA「ブラックアルバム」の影響でしょうね。4曲目”Wings”5曲目”Sad Survivor”はともに間違いなしのスラッシュ曲、ジャーマンスラッシュと対バンしても遜色はなさそうだ。これがカウフマン効果か!? 7曲目”Veiled Sky”で見事な動と静の対比を聴かせた後、間髪入れずに橋本が淡々と歌い始める”River”へ。「和」の部分が残っているとすればこのあたりになるのかな。ラストはオープニング同様This is OUTRAGEなスラッシュチューン”Fangs”。やっぱ締めはこうじゃないとね。さて、ワールドワイドな活躍に期待が膨らむ今作でしたが、前出ブラックアルバムの出現で時代が変わってしまいました。スラッシャーの大多数がヘヴィ方向にシフト、アウトレイジもその流れに乗る形に…。



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