NEIL YOUNG
NEIL YOUNG(Canada/加)
#1565 / HARVEST / 1972
★★★★
名前は知っているけど聴く機会がなかったシンガーの一人です。バッファロー・スプリングフィールド然り、CSN&Y然り。そのクロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤングのニール・ヤングです。最近70年代ヒット曲コンピに収録されていた“孤独の旅路/Heart of Gold”がどうにも耳についてしまい(全米1位だけあって所有する複数のコンピに収録)オークションで安い盤を見つけたのでゲットしてみた次第。4枚目のソロアルバムだそうです。前出曲に留まらずアルバム自体も全米1位を獲得している。全体としてはフォーク&カントリーな趣で、ほとんどの曲がナッシュビルで録音されています。ナッシュビルは例の映画のとおり、カントリーの聖地なのですよ。まあカントリー自体は珍しいモノではありませんが、ヤングの声および歌い方が肝だと思う。猿の惑星にノーメイクで出演できそうな顔(笑)に似つかわしくない弱々しい発声なのね。これがクセになっちゃうわけ。きっと歌詞もいいんだろうね。“世界がある/There’s a World”あたりは実に味わい深い作品ですよ。キース・キャラダインが思い浮かんだりするが、そういえば彼も「ナッシュビル」に出演していましたね。“I’m Easy”はとても思い出深い曲なんだな。