Stop thinking you can't do things and start thinking you can. Your future is whatever you make it, so make it a good one.

MISHA CALVIN

MISHA CALVIN(UK/英)

#1634 / EVOLUTION / 1993

★★★★

Misha Calvin (320x320)

ユーゴスラビア出身のギタリスト、そのデビューアルバム。ただしギターインストものではございません。BLACK SABBATHのトニー・マーティン(5曲)とVENGEANCE、ELEGYのイアン・パリー(3曲)が歌っています。マーティンが様式美メロディアス系、パリ―がハードポップ系を担当している感じでしょうか。あとはBROKEN HOMEのドラマーが参加。GIRLの2ndやジェリー・ラフィのSHEER GREED、そしてインギーのツアードラマーも務めた人だそうです。東欧臭は希薄で概ね英国の王道路線。この作品の魅力は1曲目“Strangers”に集約されていると思う。重厚なミッドテンポの曲でマーティンが堂々と美メロを歌い上げ、カルヴィンのギターもふんだんに盛り込まれる構図(LIONSHEARTを想起しました)。終盤はアコギソロで締めるという変化球。そういえばインストも2曲ありますがどちらもエレアコ?作品だし、アコギに拘りがあるのね。動画をチェックしたらオベーションでした。2曲目や5曲目も良かった。やっぱトニー・マーティン作品が良い。総じてギターの露出度の塩梅も絶妙なんだけども、個人的にはキーボーを排除してギターリフでも主張してほしかったかな。そしたらVAN HALENの1stやWHITE LIONの「PRIDE」あたりに迫る作品になったかも。



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