Stop thinking you can't do things and start thinking you can. Your future is whatever you make it, so make it a good one.

MIND ODYSSEY

MIND ODYSSEY(Germany/独)

#395 / NAILED TO THE SHADE / 1998

★★★★

Mind Odyssey nailed to the shade (320x320)

前作にゲスト参加した流れで、ヴィクター・スモールスキーが正式加入した3rdアルバムです。ついでにKeyとBも新メンバーに。ヴィクターのアグレッシブでツボを押さえたプレイはもちろんのこと、曲の構成やら、メロディ・メイカーとしての貢献度が大きいようです。ヴィクターは才能豊かな人なんだね。クラシックの素養があるそうですよ。ピーヴィーが手放しそうもないからこれからもRAGEなんだろうけど(後に脱退しました)、ヒマがあったらまたこのバンドでもアルバムを作ってほしい。シンガーのマリオ・ルモールがドリムシやQUEENSRYCHE好きらしく、歌メロや歌いまわしが時折ジェームズ・ラブリエになります。本家ほどの深みは無くとも、間違いなく同系統の声質だ。初期のドリムシが好きならおすすめです。この時点では今作がバンドの最高作で間違いなかったけれど…次作で上回ってきたぞと。



#1232 / KEEP IT ALL TURNING / 1993

★★★★

Mind Osyssey keep it all turning (320x320)

東ベルリンのバンドと西ベルリンのバンドが合体して生まれたとのこと。ベルリンの壁が崩壊しなかったらMIND ODYSSEYは誕生しなかったことになるのかな。いや、そもそも壁があったら東ベルリンでバンド活動は難しかろう。というわけで、ハイトーンヴォイスとツインギターをフィーチャーしたプログレッシブメタルバンドのデビューアルバムです。及第点ではあるものの、まだヴィクター・スモールスキーが参加する前なのでイマイチかもしれない。ドイツからは同時期にいいバンドがたくさんデビュー(凡庸なのも多いけど)してるからね、GLENMOREROUGH SILKみたいな個性がちょいと足りないかな。BURRNでレビューを見て気になってはいましたが、最初に聴いたのがヴィクター参加の3rdだったから…出来のイイやつを先に聴いちゃうとハードルも上がっちゃうよね。



#1801 / SIGNS / 1999

★★★★

Mind Odyssey signs

この素晴らしい作品が、4thにしてラストアルバムとなってしまうとは。今作をレコーディングする前にRAGEに参加することを決めていたヴィクターの心中やいかに。アグレッシブさという点のみ前作から減退したものの、その他はすべて勝っていると思われる、バンド史上最強アルバムです。今回は歌メロも数曲ヴィクターが担当したそうなんだけど、逆にシンガーが担当したと思われるメロに関してはジェームズ・ラブリエ度が高まってます。同時に楽曲そのものまで初期ドリムシ度が高まってるかもしれない。シンガーのドリムシ愛が炸裂しておりますな。本家からは聴くことができなくなった音だからね、疑似なれど初期ドリムシが好物なら大歓迎でしょう。今回もアグレッシブにしてプログレッシブではあるけれど、アグレッシブ重視派には前作を、プログレッシブ重視派には今作をおすすめいたします。ん~できれば両方聴きましょう。RAGEへとステップアップしたヴィクターの置き土産なのだから。



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