Stop thinking you can't do things and start thinking you can. Your future is whatever you make it, so make it a good one.

MIKE OLDFIELD

MIKE OLDFIELD(UK/英)

#530 / TUBULAR BELLS / 1973

★★★★

Mike Oldfield tubular bells (320x320)

ケヴィン・エアーズのバンド出身ということだからカンタベリー人脈ってことになるのかな。まあ出自はともかくヴァージンレコード第一弾アーチストを任されるほどの優秀なマルチプレイヤーということなんだね。これがソロキャリアの始まりで全英1位を獲得しました。2400回の多重録音だそうだよ。スタジオ作業が大好きなんだね(笑) 加えてアメリカ映画「エクソシスト」のテーマ曲に使われることで更に有名になりました。映画そのものも大ヒットしたからね、強運の持ち主でもあったわけだ。この曲を聴くだけで神父の登場シーンや悪魔に取り憑かれたリーガンの顔が思い浮かぶもの。もうフリードキンの映像と切っても切り離せないのだ。「エクソシスト」はホラー映画の金字塔。このアルバムはプログレの金字塔?A面がパート1でB面がパート2の2曲構成なので通して聴くのはちと辛いかもね。傑作は「TUBULAR BELLSⅡ」「TUBULAR BELLSⅢ」「THE MILLENNIUM BELL」「TUBULAR BELLS 2003」と続くのでありました。



#1327 / TUBULAR BELLSⅡ / 1992

★★★★

Mike Oldfield tubular bells 2 (320x320)

YESのトレヴァー・ホーンがプロデュースを担当した15thアルバムです。かのモンスターデビューアルバムの続編にチャレンジしております。が、特にあの旋律に拘っているわけではなく、続編という印象もほぼありません。マルチプレイヤーという認識ですが、特にギターは折り紙付き。ジェフ・ベックよろしく指弾きなんですね。元ネタが凄すぎるから仕方ありませんが、それほどのインパクトはないかな。それでもこの人はチューブラーベルズ一発で一生喰っていけるんでしょうね。一番面白かったのは“The Bell”だね。多重録音のお手本みたいなことを聴かせてくれます。一つのフレーズに色んな音を被せていくだけなんだけど、使用楽器を紹介してくれるところが楽しいね。どうやらナレーションは「ダイ・ハード」のアラン・リックマンらしい。Grand Pianoに始まり、Pipe Organ、Glockenspiel(鉄琴?)、Bass Guitar、Vocal Cords(声だね)、Two Slightly Sampled Electric Guitars、The Venetian Effect、Digital Sound Processor、そして最後がTubular Bellsですよ!ニクイ演出でしょ。



#1761 / TUBULAR BELLSⅢ / 1998

★★★★

Mike Oldfield tubular bells 3

デビュー25周年ということでリリースされた、傑作デビューアルバム関連作品第3弾です。通算18枚目のアルバムらしいですが、実はチューブラー関連以外聴いたことがなかったりする。今作はスペインのイビザ島で聴いた音楽が影響しているとのこと。聴いた感じだと…まあ色んな景色が思い浮かびましたが、総じてエスニック風でしょうか。イビザと言われればイビザかね。というか現地の音楽を知らないけど(笑) キース・エマーソンがバハマでレコーディングした1stソロの感じかな。しかしながら、このパターンは期待してないんだよね~。同じことはできないにしても原点のエクソシストからはだいぶかけ離れてしまった。かの有名なフレーズは辛うじて残っておりますが、少々コミカルな中華風メロになってる。メロと言えば女性ヴォーカルも参加してるんだけども、この人がインド風。で調べてみたらインド出身のレバノン人らしいです。歌詞もヒンディー語だったりするのかも知れない。ゆかりのあるインドや中東の趣が確かにある。というわけで聴きどころは、有名フレーズに妙なアレンジを施した冒頭とエンディング。特に最後の盛り上げ方は流石です。敏腕コンポーザーの面目躍如といったところ。



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