Stop thinking you can't do things and start thinking you can. Your future is whatever you make it, so make it a good one.

MIKAEL ERLANDSSON

MIKAEL ERLANDSSON(Sweden/瑞典)

#1870 / THE 1 / 1994

★★★★

Mikael Erlandsson the 1

後にLAST AUTUMN’S DREAMのシンガーとなるマルチプレイヤー、ミカエル・アーランドソンのデビューアルバムです。日本盤は1年遅れでゼロ・コーポレーションよりリリース。これがね懐かしくも美しい歌メロの宝庫盤。歪んだギターはあるものの、北欧メタルとAORの間を行ったり来たりみたいな音楽だよ。ギターもベースもドラムも本人がすべて演っているらしい。申し訳程度だがギターソロもしっかりある。肝心の声質は、結構な掠れ具合なんだけど心地いいね。静かなパートでは半分くらいは空気(笑)。オープニング曲”Wish You Were Here”から美メロが炸裂します。同じタイトルでもPINK FLOYDとは随分違うね。聴いたことがあるメロを寄せ集めて再編集したとしてもだ、巧みに組み換えられていれば問題なし。イチオシは#4”Life is a Hard Game to Play”かな。”Breakfast in America”が始まりそうな出だしから打って変わって、素晴らしき歌メロの洪水状態。”Can’t Keep Hiding”も何かに似てるけどいい。#7や#9といった毛色の異なる曲もあり。総じて楽曲はコンパクト。全11曲で46分強という、この時代にあっては短い収録時間も吉と出ました。



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