MICHAEL LEE FIRKINS
MICHAEL LEE FIRKINS(US/米)
#1577 / MICHAEL LEE FIRKINS / 1990
★★★★

シュラプネルからリリースされたデビューアルバムです。ハードロック系でもネオクラ系でもないところがいいね。最初聴いた時はHMテイストが感じられない所が不満だったのに、聴く方も歳が歳だけに随分と嗜好が変化しましたね。歳のせいばかりではなく、多くのインスト作品を聴いてきた結果とも言えますが。高速フレーズの連続に嬉々としていたのがまるで嘘のよう、今じゃ2~3曲続くと厳しいです(笑) 今作はブルースやカントリーやジャズやフュージョンが混在、洒落た楽曲に確かなテクニック、インストだけど歌心のあるギターフレーズで飽きずに聴けます。ネオクラ好きには物足りないかもしれませんが、個人的にはギターインストアルバムはこれくらいの塩梅がよろしい。リズム陣はベースにDOKKENのジェフ・ピルソン、ドラマーにKINGDOM COMEやSCORPIONSのジェームズ・コタック。この後WILD HORSESやMCAULEY SCHENKER GROUPで行動を共にすることになるコンビですね。以上、数あるギターインスト作品の中でも必聴盤ということで間違いありません。他の作品は未聴ながら、まあ一般的な例に漏れずデビュー作である今作がベストパフォーマンスかと思われます。