MARTY FRIEDMAN
MARTY FRIEDMAN(US/米)
#1575 / DRAGON'S KISS / 1988
★★★★

CACOPHONYでデビューした後、1stと2ndの間にジェイソンと同時にリリースされた1stソロアルバムです。持ち味のエスニック音階と演歌ベースの和メロを聴くことができますが、基本がハードロックであり、曲ごとのテーマ、もしくはリフが弱いかも。テンポを変えても、同じように弾きまくっているだけに聴こえなくもない。テクニックよりフィーリングの人なわけだから、まあ仕方がないのか。ラストの“Thunder March”がハイライトですね。結局のところオールインストのアルバムは厳しいタイプ。ゲストの力を借りるとか。本来CACOPHONYやMEGADETHみたいな形態、ベッカーやムステインを補助する形こそ真骨頂だと思います。リードを弾きつつもバイプレイヤーみたいなね。その他ジェイソンのソロとの共通点として、両者とも自らベースも弾いちゃってるところがマイナスポイント。ベースを軽視してはいけないと思うわけ。餅は餅屋。予算の都合、つまりはマイク・ヴァーニーのアイデアかもしれませんが…。ドラマーはディーン・カストロノヴォ。