Stop thinking you can't do things and start thinking you can. Your future is whatever you make it, so make it a good one.

MARILLION

MARILLION(UK/英)

#308 / SCRIPT FOR A JESTER'S TEAR / 1983

★★★★

Marillion script (320x314)

「もうすぐ時計の針は12時を回ろうとしています。今日と明日が出会うとき…クロス…オーバー…イレブン」で聴いたタイトル曲“独り芝居の道化師”が想い出の1曲のデビューアルバムです。そそられるジャケがプログレしてていい。初期3枚はこのパターンのアートワークですね。ヴォーカルはご存知FISHです。彼の存在がシアトリカル系ポンプロックと言われた所以でしょう。オイルショックを機に隆盛を極めた70年代プログレッシブロックは一気に失速しました。大御所も生き残るためにコンセプトアルバムやら大曲やら変拍子やらとは無縁なキーボード主体のポップ路線にシフトしちゃって往年のプログレファンはイライラしてたわけ。そのイライラに拍車をかけたのがこの手の音楽でした。つまりポンプロックと名付けたの「こんなのはプログレとは呼ばせねえ」ってことなのね。POMPは「華麗>大仰>虚飾」という意味の変遷により蔑称に近いニュアンスで使われました。ただドイツのクラウトロックの例もあるように、現在では見直されているみたいだね。揶揄していたのは70年代プログレで育った世代だけ(笑)



#1126 / FUGAZI / 1984

★★★★

Marillion fugazi (320x320)

NEOプログレの先駆者というかポンプロックの創始者というか…とにかくフィッシュマリリオンの2ndアルバム「破滅の形容詞」です。GENESIS云々と言われつつも、デビュー以来暫くは美しいジャケを見ても明らかなようにプログレ臭が強かった。いい意味でね。アートワークにまで拘ってこそのプログレですから。所謂トータルコンセプトってやつね。中身が伴わないと名盤にはならないけどジャケだけは有名ってパターンもLP時代にはありました。やっぱCDサイズだと難しいのかな。演ってることは70年代後半のフィル・コリンズGENESISって気がしないでもないけど…それが悪い意味で結実するのは巷で評価が高い3rdでしょうか。要するにコリンズGENESISが好きじゃないもんで…ピーガブ時代に近いこっちの方がマシかなと。個人的には1st >2nd >3rdなのね。



#1916 / REAL TO REEL / 1984

★★★★

Marillion real to reel

スタジオアルバムでは感じたこともなかったが、ライブだとソフトなQUEENSRYCHEと形容したくなる場面もある80年代ネオ・プログレ・バンドの実況録音盤です。リリースは11月、同年の3月イングランド、レスターと6月モントリオールでの音源より少なめの全7曲。これまで発表された2枚のスタジオアルバム「独り芝居の道化師」と「破滅の形容詞」およびシングル曲で構成されていると思われる。”暗殺者”と”夢魔”と”エメラルド・ライズ”が2ndから、”忘れ去られた子供たち”と”ガーデン・パーティ”が1stからチョイスされております。残る2曲はおそらくシングル曲で、それぞれ98年のリマスターCDのボーナスディスクに入っているみたい。このライブアルバム自体も2005年日本盤紙ジャケ盤にはボーナス・ディスク(2曲19分)が付く。まあ悪くはないけれど…選曲に疑問ありでございます。肝心要の1st、2ndの両タイトルチューン”独り芝居の道化師”と”Fugazi”が抜けてるじゃん。ライブで演ってないなんて有り得ないと思うんだけど。よほど出来が悪かったのか、再現が難しくそもそもセットリストに無かったか事情は知らないが、個人的にいちばん聴きたい曲が欠落しているとなれば話になりませんわな。ジャケもイマイチ。



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