Stop thinking you can't do things and start thinking you can. Your future is whatever you make it, so make it a good one.

MADISON

MADISON(Sweden/瑞典)

#59 / DIAMOND MISTRESS / 1984

★★★★

画像の説明

前年にヨーロッパの「幻想交響詩」が紹介された後、スカンジナビアから怒涛の攻撃が始まりました。1984年は第一次北欧メタルムーブメントを代表する作品が次々と発表された年なんですね。共通点の一つは1曲目のインパクト(まあ北欧メタルに限った事じゃありませんが)でしょうか。概ねファストチューンをチョイスするケースが多いわけですが、コレがとにかくかっこいい。そして歌メロもツインギターを含むギターソロ(ギターとキーボードってパターンもあり)も、イギリスやアメリカなんかとは明らかに違っていましたね。北欧の民謡が日本人の琴線に触れる(郷愁を誘うとでも申しましょうか、極東と北欧には共通点が多々あると思われます)ってのは周知の事実であり、それにやられちゃうんだよね。EUROPEも良く聴いたけど、MADISONのデビューアルバム「神嵐の序曲」も負けず劣らずよく聴いた。オープニングの、ツインギターが炸裂するキラーチューン“Lay Down Your Arms”、A面ラストの名バラード“Pictures Return”、B-1のタイトルチューン、オーラスのファストチューン“Turn Me Loose”など。シンガーはヨラン・エドマン。彼のみ音楽業界で長きに亘って活躍している。いやそれどころかレジェンドとして引っ張りだこなのね。EUROPE同様、この路線からさっさと脱却してしまった2ndは個人的にはイマイチでした。どいつもこいつもポップ化(オレたちは売れたいんだよ~)しちまいやがって!と当時は嘆いておりましたが…やがてそれがトレンド(第二次北欧メタルムーブメント)になるわけよ。NWBOHMもそうでしたが、二次ムーブは総じてイマイチ、旬は短いゆえ、常にアンテナを張り巡らせ、乗り遅れてはなるまいぞ。



#1841 / BEST IN SHOW / 1986

★★★★

Madison best in show

デビュー作とは随分と変わってしまった2ndアルバム。ジャケは美しいけれど。結局のところフルレンス・アルバムはこの2枚のみに終わってしまいました。今回ギタリストの片割れが交代しているみたい。実は重要人物だったりして。鍵盤の名前も消えて、同姓の人がゲスト扱いで参加してます。今聴くと決して悪くはないのだけれど、EUROPEに倣えとばかりの方向転換に当時はガッカリしたよね。らしさは残ってるんだけども、より万人に聴いてもらえるような楽曲に方向転換。この好ましくない変化に先鞭をつけたのはもちろんEUROPEだが、売れ線狙いが売れるとは限らず、北欧メタル勢で結果的に生き残ったバンドは意外と少ない。ファストチューンも長めのギターソロもあるけれど”Lay Down Your Arms”みたいなキラーチューンは無いね。当時レコードを借りてカセットテープに録音しました。お気に入りに選抜されたのはオープニング曲の”Oh Rendez Vous”のみだったと記憶している。前回の珠玉のバラード曲”Pictures Return”と同ポジ(A面ラスト)に同系統のバラード”Shine”を配置している。日本盤ボートラ曲は前作のアウトテイクでしょうか。前作路線のギターソロ長めのファストチューンでいいじゃない。ヨラン・エドマンもまた北欧を代表する声の一人なんだなと再確認しました。



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