Stop thinking you can't do things and start thinking you can. Your future is whatever you make it, so make it a good one.

LIVING DEATH

LIVING DEATH(Germany/独)

#242 / BACK TO THE WEAPONS / 1986

★★★★

Living Death back to the weapons

AGENT STEELの傑作EPに引き続いて、これまたEPなのが残念なB級ジャーマン・パワースラッシュの好盤でございます。コレはレコードを買いました。レコードプレイヤーもあるにはありますが、何かとCDの方が便利でしょ。レコードは車で聴けないし。というわけで、かなり時間がかかってしまいましたが、やっとCD(88年リリースのライヴEP「LIVE」をボートラとして収録)を入手しました。合わせて「PROTECTED FROM REALITY」(ボートラとして「BACK TO THE WEAPONS」が収録された仕様もあるみたい)もゲット。なぜならコレもレコードを持っているから。今作で聴けるLIVING DEATHの音は、スラッシュ一歩手前のスピード/パワーメタルです。スラッシュビートもスラッシュリフも散見できますが、スラッシュメタルではないかな。LIVING DEATHといえば金切り声のシンガーが真っ先に思い浮かぶ。ダニ・フィルス(CRADLE OF FILTH)の声に似てる気がします。ダニは3種類くらいのデス声を操る稀有なシンガーですが、その主軸を成す高音混じりのデスヴォイスが近いね。歌い方は吐き捨て型なのでほぼメロはなく、そこがまた疑似スラッシュ曲には似つかわしい。先日レコードを整理してたら、このアルバムを入れていたレコード袋の中からKINNIEのレシートが出てきてね、袋はKINNIEの物ではなかったから、不意を突かれて妙に懐かしい気持ちになりました。たぶんT.Tに買ってきてもらったのかな。大学の所在地の関係で池袋の輸入盤店には何度か足を運びましたが、新宿はテリトリーじゃなかったからちょいちょい頼んでたのね。学生としては交通費もバカにならないし。T.Tといえば…彼はスラッシュ系はそれほど好みではなく、このアルバムを33回転で聴くと丁度いいと言ってたのが思い出されます。若い世代にとっては「何のこっちゃ?」でしょうけどね(笑) 懐かしい話ですな。



#582 / PROTECTED FROM REALITY / 1987

★★★★

Living Death protected from reality (320x320)

前作のEPはそれなりの衝撃がありましたが、まあ音質は良くないし、それゆえタイトさに欠ける作品であり、何よりバランスがイマイチでした。ヴォーカルが出過ぎるミックス。確かにね、ノイジーな歌唱がこの暴虐性の象徴だから前面に出したいでしょうけど。後のダニ・フィルスのような稀有な金切り声なんですね。一般的には不快感しかないでしょう。激音に慣れているなら、心地よくノイジー、ウルサイとは感じないかも。ギターもエフェクトマックスの轟音でB級感に溢れている。EPとは打って変わってとても聴きやすい音質です。やってることは変わらないけど各楽器が明瞭になりました。ただし、前作で出過ぎていたヴォーカルが、今回は引っ込み過ぎている(笑) なぜ丁度良くならない!? レコードを買った手前、当時はよく聴いたね。その後CDを買い直して聴いてみたら…それほどの作品じゃないと感じてしまった。ジャケは「サイコ」のモーテルを想起させます。EPのジャケも良かったね。LIVING DEATHがらみの「CHRISTMAS METAL PROJECT」ってのも当時からずっと聴きたかったんだけど…無いんだよね~。そろそろどうにかならんすか?
追伸)どうにかなりました。が、期待が膨らみ過ぎていたようです。リアルタイムで聴かなきゃダメなやつ~。



#1671 / KILLING IN ACTION / 1991

★★★★

Living Death killing in action (320x320)

自分がレコードを持っているすでに紹介済みの2枚を、CDで入手しようと思ってもなかなか見つからなかった時代、中古屋で出会って速攻手にした1枚。スタイルは3rdの頃とほとんど変わっていないようですがね、確かに演奏はイケてると思うのだが…暴虐性の主役だったヴォーカリストが交替してしまったのが痛いです。同系統ではありますが、前任者トーステン・ベルグマンとは似て非なるもの。果たしてお目当てのアルバムの代用品とは成り得ず、1度聴いてCDラックに納まり、次にもう一度聴いたのは、オークションに出品するにあたっての動作確認のためだったという代物。思い入れはないかな。やっぱあの声じゃないとね~、せいぜいLIVING DEAD止まりではなかろうか。「生き地獄」と「生ける屍」の差ですな。前者はとりあえず生きており、後者はすでに死んでいるということでございます。ジャケもダメだ~。



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