LE ROUX
LE ROUX(US/米)
#1476 / SO FIRED UP / 1983
★★★★
リ・ラックスじゃないよ、ル・ルーと読みます。「赤」という意味らしい。5枚目にしてラストアルバムです。全く知らないバンドだったので、とりあえず雑誌のレビューで推していたコレを聴いてみたという次第。でレビューにあった通りの内容でありまして、何故手を出したのかってちょっと後悔したりして、タイミングとしか言いようがない。産業ロックと聞いただけで敬遠してたからね。とりあえず、それなりに古い作品だからこの手の音楽の歴史を知るにはいいチョイスだったと納得しました。割とロック度高めなのが救いです。何より元TRILLIONで、この後TOTOの「ISOLATION」で歌うことになる高音域ヴォーカルのファーギー・フレデリクセンの歌唱が凄いです。例に漏れず特にオープニング曲はいいです。聴き進むとJOURNEY臭が強いことに気付きます。時折FOREIGNER臭もあるかな。そういう音楽です。この手のバンドでアルバム5枚残せたのはクオリティを認められていた証拠でしょうが、今作に関してはファーギーのおかげだね。