Stop thinking you can't do things and start thinking you can. Your future is whatever you make it, so make it a good one.

KREATOR

KREATOR(Germany/独)

#388 / ENEMY OF GOD / 2005

★★★★

Kreator enemy of god (320x320)

ジャーマンスラッシュ三羽ガラスの一羽に数えられるバンドの、85年のデビューアルバムから数えて11枚目の作品だそうです。息の長さも三羽烏たる所以なのです。レジェンドになる重要なファクター。ちなみに他の二羽は3ピースバンドなんですが、こちらはミレ・ペトロッツァ(G/Vo)率いる4ピースバンドでございます。そのぶん厚みはあるかも。 全て聴いてきたわけじゃないけど、まあ要所要所でチェックし続けてきたので、なんだかんだでCDは結構持ってるんだな。方向性が変わった低迷期の作品も聴いたよ。何から紹介するか悩みつつも、まずは新しめのコレで。曲が良くても、やっぱ新しい作品の方がド迫力なんだよね。特にリズム隊が。現代の若者が80年代のスラッシュに薄っぺらな印象を持つのは癪(聴くなら絶対リマスター音源)だからさ。しかも歳を取ったからといって衰えてるわけじゃないからね。EXODUSをはじめとするベイエリア勢しかり、同郷のDESTRUCTIONなんかもそうだけど、老いてなお盛んなのさ。それどころか、若手NEOスラッシュ軍団を凌駕している。年季の違いとしか言いようがない。ちなみに…ずっとクリエイターだと思ってたらどうやらクリーターらしいです。というかどっちでもいいのかも。



#1283 / TERRIBLE CERTAINTY / 1987

★★★★

Kreator terrible certainty (320x320)

ドイツのスラッシュメタル三羽烏、クリエイターだかクリーターだかいまいちハッキリしないバンドの3rdアルバムでございます。ミレ・ペトロッツァの吐き捨て型ヴォーカルに因る所が大きいですが、バンド初期の音楽は概ねSLAYERタイプのスラッシュメタルってことでいいでしょう。2本のギターをはじめ演奏自体はキレッキレではあるものの、大好きなベイエリア勢と比べると何かが違うんだね。怒涛のスラッシュビートが少ないからかな。聴後の率直な感想は…ちょいとガッカリ。当時のBURRNでさこた氏が褒めてたんだけどね、若干好みから外れておりました。SEPULTURAと同様の感想だね。しかし、現在も活動中の現役バンドであり、当然それ相応のカタログを残しているわけで、バンドサウンドも時代によって変遷してるから、好みの音を探してみる価値はあるよね。伊達に三羽烏と呼ばれているわけじゃないのよ。



#1668 / EXTREME AGGRESSION / 1989

★★★★

Kreator extreme aggression (320x320)

初期の傑作4thです。といってもコレは個人的見解であり、一般的にはどうなのかな。この頃のクリエイターはB誌上では結構ボロカスに言われてたから、スラッシュ担当のS氏のフォローも追いつかない感じでしたね。まあ簡単に言うなら、スレイヤーもどきということで決着してたかな。前作でも確実なステップアップがあり、S氏にしてDESTRUCTIONのライバル出現と言わしめた作品だったはず。今作は更なる進化を遂げております。理由はメジャーに移籍したから。とりあえずLAレコーディングだそうで、それだけでもレーベルの気合が感じられる。先入観などではなく、聴きやすい音で録れておりメジャー感も漂う。テクの向上と相俟って演奏がビシッとキマって気持ちいいです。アルバムタイトル通り、高速チューンに拘ったのも良い。これで吐き捨て型ヴォーカルにも変化があればと思うのだが、それはもうちょい先送り。スレイヤー的リフ、スレイヤー的ヴォーカル、この辺りが課題ではありますが、出来はいいと思う。高速リフはスレイヤー以上か。今作リリース後、ギターが元ソドムに交替、そしてアメリカへ進出します。



#2180 / COMA OF SOULS / 1990

★★★★

Kreator coma of souls

ギタリストが元SODOMに交代し、本格的にアメリカ進出を図った5thアルバムです。その始まりは3rdアルバムを引っ提げてのUSツアー。レーベルメイトのVOÏVODとのサーキットでした。そして遂にアメリカでメジャーレーベルと契約、4thをLAでレコーディング。今度はRAVENとUS及びUKのサーキットツアー。ギタリストを交代してUS単独ツアー。東ドイツのスラッシュメタルフェス(「DOOMS DAY NEWSⅢ」としてリリース)に出演。これらを経て今作のレコーディングというのがざっくりした流れです。次作から混迷期=低迷期(アメリカ進出が良くなかったのか、試行錯誤の90年代となるも、結果として必要な寄り道だったかも)に突入するゆえ貴重な作品なのですが、2005年に原点回帰(アップデートしたスラッシュメタルを引っ提げて健在をアピール、それはもう新世代スラッシュメタル勢を蹴散らすほどの勢いで)以降はスラッシュ道を邁進している。少々アメリカナイズされた楽曲はいい意味でSLAYER度が増しており、メジャー感が漂っています。ツインギターはSLAYERとは違ってしっかりメロを奏でているし、タイトルチューンを始めとするスラッシュ曲の突進力は流石です。このアルバムでCOMA(昏睡…意味深なアートワークが素敵です)という単語と再会しました。ちなみに最初の出会いは「コーマ」という映画。SF作家のマイケル・クライトンが「ウェストワールド」に続いて監督・脚本を手掛けた医療サスペンスでした。



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