Stop thinking you can't do things and start thinking you can. Your future is whatever you make it, so make it a good one.

KICK AXE

KICK AXE(Canada/加)

#272 / VICES / 1984

★★★★

Kick Axe (320x320)

この年HR/HM専門誌Bが創刊されて、それはもう衝撃的な出来事でした。そこには目玉となるCDレビュー+得点があって、とても重宝したんだね。ところがだ、このレビューが意外と曲者で、鵜呑みにすると痛い目を見るという代物。要するに、自分と似たような趣味嗜好のレビュアーを見つけないと散財することになってしまう。それはともかく、今と違って初期のレビューは辛口で面白かったな。編集長の切り捨て方は爽快だった。で、このデビューアルバムもレビューを読んでからレコードを買いました。アメリカ人ヴォーカリストのジョージ・クリストンは気合いが漲ってるし(コーラスも重厚)、曲のアレンジも捻りが効いていてグッドです。音質もメジャー級。確か、凝った録音になってるからヘッドフォンで聴けみたいなレビューじゃなかったかな。ジャケもインパクト大。カナダのバンドといえば大陸的、アーシーな空気感を纏ってるのが定番ですが、このバンドには関係なさそう。まずオープニング曲“Heavy Metal Shuffle”の、有無を言わせぬ迫力にただただ圧倒されてしまいます。当時はコレと”Maneater”がお気に入りでした。なので2ndもレコードを買っちゃったのね。



#1196 / WELCOME TO THE CLUB / 1985

★★★★

Kick Axe welcome to the club (320x320)

デビューアルバムがお気に入りで、何の迷いもなくレコードを買ってしまった2ndアルバムです。相変わらずのド迫力コーラスも、変化球リズムも、動と静のコントラストも楽しい1枚です。が、そう感じるのは半分くらい!? 全体的にはちょっと大人しくなってしまったかな。絶叫系のヴォーカルは今回も凄いけどね。これを巷では洗練されたと言いますな。LAメタルの影響はカナダにも波及したって事でしょうか。同郷のWHITE WOLFも2ndでこういう変化をしたよね。リリース年からするとKICK AXEがカナダに於いてはよろしくない先鞭をつけてしまったかもしれない。タイトルチューンは文句なしにカッコいい。2曲目やB-1もいい。あとはラストのカバー曲、BEATLESの“With a Little Help from My Friends”(ジョー・コッカーVer.)でしょう。リー・アーロンやリック・エメットがコーラス(ワンフレーズずつですが一人ひとりソロをとる場面もあり)で参加してる豪華版だぜ。



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