Stop thinking you can't do things and start thinking you can. Your future is whatever you make it, so make it a good one.

KENSO

KENSO(JPN)

#1338 / 夢の丘 / 1991

★★★★

Kenso 夢の丘 (320x319)

ギターの清水義央(本業は歯医者さん)率いるプログレバンドの5thアルバムです。巷ではリズム陣が交替した本作が最高傑作とされているようですが、ちょっと想像した音とは違ってました。テクニカルなのは認めましょう。凄いと思う。しかし、ずいぶんとフュージョン寄りじゃないか?かと言ってPRISMのようにギターを弾きまくるわけではなく…リーダーはギタリストなのにね。ツインキーボード体制でもEL&Pみたいなのとは違うから、こちらも控えめだ。特に目立つものは無く、総合力で勝負するインスト作品ゆえ結構な集中力が必要かも。つまり、聴きどころは楽曲の構築美ということなんでしょうね。完成度を高めることに心血を注いだ結果、少々無機質な感じがして楽しくない。まあ複雑なことを演ってるのは確かだから、コピーすることを前提に聴いたりすると楽しめるのかな。ジャケはいいです。なんか釈然としないのでクロスオーバーする前の作品も聴いてみたいと思います。



#1534 / KENSOⅡ / 1983

★★★★

kensoⅡ (320x320)

バンドの存在は知っていたけれどもすぐに手を出せず、どんどん後回しになっているうちに、中古盤で最初に巡り合ったのが、すでに紹介済みの「夢の丘」でした。ぶっちゃけイマイチだったという感想を師匠に述べたところ、「ケンソーは初期じゃない!?」という有難いアドバイスを頂戴し、オークションでゲットした2ndアルバムです。確かにコレならプログレと呼べる内容だね。オープニングの“空に光る”からして後の作品(といっても「夢の丘」しか知りませんが)との違いは明確。何よりギターが前面に出ているのがいい。フルートの比重も高くこれまたプラスポイント。キーボー主導でもキース・エマーソン的なカラフルさがあるといいんだけどね、KENSOの場合はフュージョン方向に行っちゃうみたいだから、ギターやらフルートやらがリード楽器の中心の方が好みに合ってるな。“さよならプログレ”という意味深な大作で2ndアルバムとしては一応締めくくられています。もしかしたらコレが所謂ベタなプログレとの決別だったのでしょうか。で、その後にボートラ的に1stアルバムから3曲が追加収録されておりまして、これがまたいいんだよ。これぞ日本のプログレって感じの和メロが素晴らしい。2枚しか聴いてないのに2ndが最高傑作とは断言できぬゆえ、更に3rdと最新作くらいは聴かないといけないかなと思っとります。



バンド名検索

powered by Quick Homepage Maker 5.1
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional