Stop thinking you can't do things and start thinking you can. Your future is whatever you make it, so make it a good one.

JELLYFISH

JELLYFISH(US/米)

#732 / SPILT MILK / 1993

★★★★

Jellyfish spilt milk (320x320)

アンディ・スターマー{PUFFYの名付け親でアルバムもプロデュース)とロジャー・マニングが結成したバンド。90年代を代表するアメリカンパワーポップ(70年代後半のTHE CARSやCHEAP TRICKが起源。発祥の地UKでこのスタイルを確率したのはBADFINGERとRASPBERRIESとされる。ちなみに1stアルバムのボートラにBADFINGERの名曲”No Matter What”のカバーが収録されています。リスペクトでしょうね。)の名盤とされている2ndアルバムにしてラストアルバムです。メンバー2名の脱退(1名加入)したことで、ゲストミュージシャンの力も借りて制作されました。邦題は「覆水盆に返らず」…ではなく「こぼれたミルクに泣かないで」。ちなみに各楽曲にも邦題が付いている。お気に入りの”Joining a Fan Club”(後にPUFFYがカバーした)は”ファンクラブに入るなら”といった具合。最近聴いたアルバムを引用するなら、「The Black Parade」のファニー・サイドって感じがした。漠然としていて申し訳ないが、MY CHEMICAL ROMANCEが黒ならJELLYFISHは白ってところでしょうか。表と裏、陰と陽でも良い。HM/HRではない点も含めて共通項は多い気がする。根底にあるのは両者ともにBEATLES的なものだからね。ロジャーは「装飾過多だった」と述べているけど、そこがウリでしょうよ。大々的にフィーチャーされたコーラスワークやストリングス、オルガンに留まらずハープまで。晩年ビートルズの如き多重録音作品…アンディの暴走にロジャーが付き合ったという構図だったのかね。結局は方向性の違いで解散してしまった。ともあれ、終盤に繰り出される色んなパターンのノスタルジックな曲の連続(タンゴ?っぽいヤツとかAPRIL WINEの“愛の翼”にクリソツなヤツとか)にすっかりやられてしまいました。名盤に味噌をつけるジャケが残念。



#2159 / BELLYBUTTON / 1990

★★★★

Jellyfish bellybutton

アメリカン・パワーポップグループのデビューアルバム「ベリーバトゥン」です。bellyは腹、buttonはボタン、腹のボタン転じて「へそ」という意味になります。navel(ネーブルオレンジのネーブル、へそみたな突起が特徴のオレンジですね)よりも砕けた表現らしい。シングルカットされた#3”半分裸の王様/The King Is Half-Undressed”と#8”Baby’s Coming Back”(コレがイチオシ)を収録。さすがに出来がいい。7曲目の”彼女のあやまち/Now She Knows She’s Wrong”も良かった。QUEEN的コーラスワークや、ラス曲”Calling Sarah”で聴かれるブライアン・メイ的ギターオーケストレーション(多重録音)もありますが、傑作2ndに比べるとまだ全体的にシンプルです。日本盤(UK再発盤)にはボートラとして前出2曲(”Baby’s Coming Back”のアコースティック・ライヴ・ヴァージョンは日本盤のみ)のライヴテイクが収録された他、ポール・マッカートニー”幸せのノック”(”That Is Why”とメドレー)、WINGSの”Jet”、BADFINGERの”No Matter What”などのカバー(ライブ)も収録。パワーポップの諸先輩方に敬意を表していると思われる。あなたたちの音楽が大好きですと。



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