JEFFERSON AIRPLANE
JEFFERSON AIRPLANE(US/米)
#2023 / SURREALISTIC PILLOW / 1967
★★★★
グレイス・スリックが加入した2ndアルバムです。マーティ・バリンとのツイン・ヴォーカル体制となりました。GRATEFUL DEADのジェリー・ガルシアがゲスト参加。ウッドストックの映像でもお馴染みのヒット曲”Somebody to Love”と”White Rabbit”を収録。個人的には後者の方が好み。ウエスタンのテーマ曲みたいなリズムに載せて淡々と歌い上げるスリック嬢。このグループはプログレ以前のプログレ、つまりフォークロックおよびサイケデリックロック黎明期の代表格なのです。このアルバムもイメージそのままで、フォークロックとサイケロックが半々の構成。時代感丸出しな曲調の中、素晴らしいデュエットを聴かせるオープニング曲。キャッチ-なサビメロを持つ”あなただけを”(ちなみにQUEENの”Somebody to Love”は”愛にすべてを”)。ハワイアンな”My Best Friend”(なんとこれもQUEENに同名曲があるよね)。バリンのアコギ曲。アコギインスト”Embryonic Journey”。ボブ・ディランみたいなぶっきら棒な歌唱(ラップ調?)が印象的なラス曲。リードギターはガルシアなんだけど、ベースの方が際立っちゃってます。