JAMES BYRD'S ATLANTIS RISING
JAMES BYRD'S ATLANTIS RISING(US/米)
#1594 / ATLANTIS RISING / 1990
★★★★

マイク・ヴァーニーの目に留まった元FIFTH ANGELのジェームズ・バードのソロ・プロジェクト第1弾です。個人名義のプロジェクトもあるので正式にはJAMES BYRD’S ATLANTIS RISINGらしいけど。ドラマーはちょいちょい名前が挙がるケン・メリー、B&Keyは元TKO~Q5の人だそうです。ありがちなシュラプネル系ギターインストアルバムではなく、基本は様式美でも楽曲重視の歌入りパターン。ヴォーカルはなかなかの実力派、ちょい掠れ気味高音ヴォイスを駆使するタイプで、線が細くなくメタリックな声質で力強い。下手じゃないけどちょっと粗い点はいかにもシュラプネル人脈という感じ。聴きどころのギタープレイは、音数はインギーほどではなく聴き疲れしないちょうどいい塩梅。ただ作曲能力はいまいちかもね。コレといったチューンも見当たらないし、インスト曲も微妙な出来。バラード曲の”Angel of Mercy”が一番印象に残ったかな。やっぱFIFTH ANGELで良かったんじゃないの!?