ISLAND
ISLAND(Swiss/瑞西)
#1091 / PICTURES / 1977
★★★★
キーボードを中心にサックスとパーカッションが絡み合って、インスト主体のジャジーなシンフォニック・ロックを演奏している…概ねギター抜きのKING CRIMSONという感じです。管楽器の存在、ジャジーな展開、そして曲調の暗さがそう思わせるんでしょうね。ヴォーカルはグレッグ・レイクやジョン・ウェットンのようなジェントルヴォイスではなく、GENESISタイプの演劇チックなやつ。声も似てるかな。どうもシアトリカル系はね、歌唱より表現重視だからイマイチ好きじゃない。オープニングからタイトルチューンの3曲目くらいまでは楽しめるんだけど、あまりにも長い曲が続くもんだから飽きる(笑) ダメ押しは20分超えのボートラ。KING CRIMSONの暗黒系ロックにTHIRD EAR BANDの呪術系チェンバーロックを合わせたような雰囲気だと思います。シンフォニック・プログレの醍醐味を感じる場面は少ないね。ジャケットはご覧の通り…頭脳改革(笑)&エイリアンのデザイナーであるH.R.ギーガーさんです。演ってる音楽が想像できるジャケになってるね。