HELDON
HELDON(France/仏)
#819 / INTERFACE / 1978
★★★★
フレンチプログレということからお察しの通り“ヘルドン”ではなく“エルドン”と読みます。6thアルバムです。KING CRIMSONが一旦解散してから復活するまでの空白を埋めるのがこの音ではないでしょうか。マシーナリーなビートに乗ったサイケでハードな混沌暗黒ロックです。独自性だけは認めようじゃないか。ギターのリシャール・ピナス、フリップの子供たちの筆頭というのも頷ける内容ですが…インストでこういうのを延々と演られるのは辛いな~。次の「STAND BY」も聴いてみたけどね、テクノ方面に進化してたよ。本当に演りたかった音楽じゃないよね。時代に弄ばれ解散してしまいました。現段階では未聴なんですが初期作品に期待してみたいね。
#1116 / STAND BY / 1979
★★★★
グループ最終作の7thアルバムはジャーマンプログレみたいな感じ(電子音楽系)になりました。アルバムの始まりは、さすがフリッパーのリシャール・ピナスと思ったけど、聴き進むうちに…というか1曲目の時点で飽きちゃった(笑) リズムチェンジ無いからね。次のトラックに飛ばしても同じ曲が聴こえてきたりして…これじゃトラックナンバー意味ねえよ。良くも悪くもテクノ風味満点なのが特徴です。もう全編トランス状態ですよ。曲によってはケミカルブラザーズみたいだし。コレをプログレと言うならKRAFTWERKをはじめとするテクノ組はすべてプログレになっちゃうけどいいのか!? エルドンは結局キングさんのおすすめ2枚しか聴いてませんが、多少なりともリズムの変化が欲しいなら6th、ギターを聴きたいならこっちかな。