HEDNINGARNA
HEDNINGARNA（Sweden/瑞典）
#1751 / TRÄ / 1994
★★★★
Folk RockやWorld musicなどは馴染みのジャンルですが、加えてNordic Roots RevivalとかDark Folkなんて目新しいカテゴリーに入れられたりもするグループらしい。スウェーデンのラディカルトラッド・バンドにフィンランド人のシンガー（女性2名）が加わってリリースされた3rdアルバムです。いい意味で歌い方に少々クセがありますが…そもそもコレは何語なのか？まあフィンランド語だとして、元来巻き舌の発音が多いのでしょうか、曲によってはふざけてんのかってくらいに巻いてるんだね。巻き舌女声ツインヴォーカルはレアでしょ。歪み系エフェクトを纏ったフィドル、よくわからない古楽器を駆使するサウンドは、他では味わえない妙な迫力があって衝撃的だ。特にアップテンポの曲だと、アコースティック楽器中心とは思えないアグレッシブさがあって痛快です。エレクトリック楽器を5割増しくらいにしたらKORPIKLAANIになりそうだ(笑) 個人的にはスピード感のある曲がもっと聴きたかったかな。あとはエニグマの”Return to Innocence”中で歌われていた「Elder’s Drinking Song」みたいな歌パートが印象的でした。
