Stop thinking you can't do things and start thinking you can. Your future is whatever you make it, so make it a good one.

HEATHEN

HEATHEN(US/米)

#954 / VICTIMS OF DECEPTION / 1991

★★★★

Heathen victims of deception (320x320)

リー・アルタスとダグ・ピアシーのツインギターが満載の2ndアルバムです。概ねスラッシー。ドラマーが交替したのもよかったかもしれない。ベイエリアの慣習に則ってザクザク演ってます。そういう意味ではこのバンドもEXODUSのHチーム(ゲイリー・ホルト&リック・ヒューノルト)スタイルですね。ベイエリアに限らずスラッシュメタルバンドにはギタリストが大概2人いるね。リードとリズムがハッキリ分かれている場合(METALLICAやANTHRAX)もあれば、リードを分け合う場合(MEGADETHやEXODUSやSLAYER)もある。スラッシュメタルはギターソロ時においてもリフを途切れさせてはならぬのであ~る。コンスタントにアルバムをリリースしてたらベイエリア四天王だったかもね。1987年~2010年で3枚のペースだとさすがに厳しい。EXODUSとTESTAMENTDEATH ANGELに次ぐ第4席のライバルFORBIDDENは同じくらいのキャリアでスタジオアルバムが5枚だから、この先追いつくチャンスはある。当然いい作品じゃなきゃダメだよ。今回のように“Kill the King”のカバーとかはNG。もうちょい考えようね。



#1284 / BREAKING THE SILENCE / 1987

★★★★

Heathen breaking the silence (319x320)

実はリアルタイムで聴いたバンドではございません。ベイエリア出身なんだからチェックすべきでしたが…3枚しかアルバムを出してないから追いつこうと思えばすぐに追いつけるぞと。声質及び若干あやしい音程、更には歌い回しがカイ・ハンセンに似てると思います。ヴォーカルメロディやギターソロなんかもしっかりしてるからスラッシュメタル臭は薄い気がします。SWEETのカバーがそれほど違和感ないもの。キーパーソンはコード主体のザクザクギターリフも奏でるリー・アルタスですね。バンド解散後はEXODUSでリック・ヒューノルトの後釜としてゲイリー・ホルトとタッグを組んでおります。更にはジェフ・ハンネマンの後釜としてSLAYERでも活躍中。HEATHENでの相棒はダグ・ピアシー。及第点以上のデビューアルバムではあるもののベイエリアスラッシュの観点からすると2ndの方がそれっぽい。



#1666 / THE EVOLUTION OF CHAOS / 2009

★★★★

Heathen the evolution of chaos (320x320)

アルバム2枚をリリース後の、ベーシストの死を乗り越えて約20年ぶり、渾身の3rdアルバムです。ベイエリア魂ここにありって感じでコレは素晴らしかった。もちろんリー・アルタス(2005年からEXODUSに在籍)は健在だけど、前作にて奇跡のタッグを組んだダグ・ピアシーはゲストとして1曲のみの参加ってのが残念だね。今回のゲストは、スティーブ・ディジョルジオとエクソダス繋がりのロブ・デュークスなど。お約束のイントロダクション的オープニングから#2(実質1曲目)で、このアルバムのポテンシャルが分かります。ガッツポーズ必至曲だ。リフのカッコよさ、突撃スラッシュビート、何をとっても文句なし。身を委ねまくってください。若手スラッシャーにはマネできないよね。やっぱ違うわ。単純なリフの繰り返しと思いきや、よくよく聴けば結構複雑で、いざコピーしようと思ったら結構覚えにくいタイプ。EXODUSでの経験が活かされたのか、原点回帰以上の作品を作りました。いや~褒め言葉しか出てきませんわ。ヴォーカルも問題なし。吐き捨て型に近いながらもしっかり歌ってる。エクソダスのシンガーよりいいね。ベイエリアのナンバーワンはエクソダスだと思っていたけど、こりゃ時代が動いたかね。HEATHENもDEATH ANGELも衰え知らずとなれば、ゲイリー・ホルトもうかうかしてられませんな。SLAYERのヘルプなんぞやってる場合じゃないぜ。



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