HEADHUNTER
HEADHUNTER(Germany/独)
#2272 / A BIZARRE GARDENING ACCIDENT / 1992
★★★★
DESTRUCTIONを一時離脱したベース&ボーカル、シュミーアが新たに結成したジャーマン・パワースラッシュバンドの2ndアルバムです。これは買ったのではなく、よく利用していたCDショップから偶然頂いたもの。店頭で流す見本盤を時折頂きましたが、これは通常盤でした。DESTRUCTION同様トリオ編成で、ドラマーは、AXEL RUDI PELL、GRAVE DIGGER、LIVING DEATH、MEKONG DELTA、RAGE、RUNNING WILD、SAXON、STRATOVARIUS等、ドイツに留まらぬ活躍でお馴染みのヨルグ・マイケル。ギターのウヴェ・ホフマンは知名度はイマイチながら、勢いのあるフレーズを弾きまくり、バンドサウンドのカギになっている。RAGEの歴代ギタリスト、マンニ・シュミットとヴィクター・スモールスキを合わせたようなプレイスタイルかな。よってRAGE寄りのメタルといった雰囲気がある。シュミーアがしっかりメロを歌っているのもDESTRUCTIONとは違う所。アルバムの特長としては、各曲間に挿入された、ドイツのバンドらしいファニーなクッション曲(オリジナルの”Oh What a Pleasure”と”Domo”、カバー曲の”Ramalama”と”Sex & Drugs & Rock'n Roll”)の存在でしょうね。アイデア賞ともいえるこの対比がなかなか面白い。ちなみに”Domo”は日本語の「どーも」で、日本のファンへの感謝とのこと。個人的にはDESTRUCTIONよりも魅力を感じる1枚でした。