HAWKWIND
HAWKWIND(UK/英)
#1807 / SPACE RITUAL / 1973
★★★★
ご存知レミー・キルミスター在籍時の1stライブアルバム「宇宙の祭典」です。バンドの中心人物はVo&Gのデイヴ・ブロックという人物。スペイシ-なサイケロックというスタイルはこの人が演りたかったことなのでしょう。ハードロック要素はレミーが持ち込んだものなのかな。その風貌からはフランスのMAGMAとかドイツのOMEGAあたりが想起される。名前は見かけてもほぼ聴いたことがなかったバンド。ヒット曲の”Silver Machine”と5th収録の”Motorhead”(レミーが作曲してレミーが歌って、後にMOTORHEADでリメイク)くらいしか知らなかった。で、どこかのレビューで勧めていたのが今作というわけ。ライブ盤という意識もなく買ってしまったけど、結果的に良かったみたい。例にもれずスタジオ録音より迫力があると思われます。アルコールとドラッグによる酩酊ロックのイメージから、比較対象としてGRATEFUL DEADの「LIVE/DEAD」が真っ先に思い浮かびました。あそこまでではないけれど、まあまあ尺が長めの曲が多いね。この世界観に浸れる人じゃないと、2枚組のボリュームなのでさすがに飽きるかも。