Stop thinking you can't do things and start thinking you can. Your future is whatever you make it, so make it a good one.

FRANK MARINO AND MAHOGANY RUSH

FRANK MARINO & MAHOGANY RUSH(Canada/加)

#135 / LIVE / 1978

★★★★★

Frank Marino and Mahogany rush live (320x320)

名作と言われるライブ盤の多くは70年代にリリースされているような気がします。今と違って映像が残っていない点も、ライブ盤のレア度を上げるのに一役買っているのは間違いない。ちらほらとブートレッグが出回っているものの、クオリティに難ありだからね。一方で、どんなに酷くても映像そのものは貴重。実は密かにブートにハマっている今日この頃だったりします。ちなみにこのアルバムを買ったのは高校時代。確か目的は別にあったはずなんだけど、そのお目当ては店頭に無く、折角来たのだからと買ってみた1枚…出会いですね。さて、リーダーのフランク・マリノは「ジミヘン・フォロワー」の一人でして、にもかかわらずストラトキャスターではなくSG遣いなんですね。トレモロユニットとかシングルコイル3発仕様とか、中途半端にストラト感が残ってたりして、だったらストラトを使えよと思うけど(笑) 違和感なく当然のように月“紫の煙”を演奏してます。“ワールドアンセム”はコピーしました。高校時代にもコピった記憶があるんだけれど、ガッツリ演ったのは大学時代。可愛い後輩たちと組んだバンドでしたね。ツインギターの妙が味わえる名曲だと思います。テンポがゆっくりなので初心者向けでもあるし、二人でコピーしてツインギターの魅力に目覚めるのだ!30歳の頃には“ジョニー・B・グッド”もコピーして地元のローカル音楽祭で演ったな。オリジナルより「GO!」が1回多い素晴らしいバージョン(笑)。後にJUDAS PRIESTもカバーしてたけど、こっちの方がいい。オリジナルを超えるカバーにはめったにお目にかかれないものですが、コレは珍しい例の一つ。RIOTの“ワイルドで行こう!”やSEX PISTOLSの“マイ・ウェイ”あたりと肩を並べる秀逸カバーだと思います。冒頭の“The Answer”と“Dragonfly”がすでにアルバムのハイライトとも言えますが、中盤には“Johnny B. Goode”があるし、エンディングは“The World Anthem”でアンコールが“Purple Haze”なわけだから、全体の流れも文句なし。DEEP PURPLEの「LIVE IN JAPAN」やKISSの「ALIVE」なんかはメジャーすぎるから別格として、それに準じるSCORPIONSJUDAS PRIESTやUFOの作品もさておき、さらにその次くらいに語られるべきは傑作ライブ盤は、フォガット、デリンジャー、パット・トラヴァース、そして今作あたりだと思う。



#1603 / FROM THE HIP / 1990

★★★★

Frank Marino (320x320)

深めのリバーブが掛かりまくった独特のスペイシーサウンドが変わらずうれしい。実際にはそう単純な音ではないでしょうけどね、何しろエフェクター大魔王ですから。他にもベースペダルやペダルシンセの使用は有名だからね。同国に於いてはRUSHの方がちょっと先輩になるけれど、ゲディ・リー先生もペダルシンセを駆使しておりますな。使い始めたのはどちらが先か、ちょっと気にならない?と煽ってみても正解を知らないんだけども(笑) RUSHの初期はキーボーレスだったから、マリノが先でしょうか。というわけで、今作はFRANK MARINO名義のバンドになっておりますがMAHOGANY RUSHのあのサウンドは健在で、ギターソロも頑張ってる。終盤の少々ポップな雰囲気を除けば十分に許容範囲。ジャケ(リイシュー盤)を見る限りでは期待してなかったんだけどもね。ちなみにオリジナル盤ジャケも大差なし。全盛期との最大の違いは弟(ギター)が加入してトリオじゃなくなったこと。往年のファンからしてみればだ、ギター・ヴォーカルでペダルも駆使しての八面六臂のワンマンぶりが魅力だと思うのだが。歳のせいで難しくなったのかな。



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