FIREHOUSE
FIREHOUSE(US/米)
#2231 / FIREHOUSE / 1990
★★★★

広く括ればBON JOVI的な、ハードポップバンドのデビューアルバムです。そこかもう少しジャンル分けをするならば、BON JOVIはアリーナロック、FIREHOUSEはグラムロックということになるらしい。そうかな?ともあれデビュー作にして全米21位、ダブルプラチナに認定されました。BON JOVI+RATTみたいな曲があったりするのはご愛敬、”Don’t Treat Me Bad”(全米19位)と、”Love of a Lifetime”(同5位)というキラーチューンの存在が大きいね。どちらもシングルカットされました。耳に残る珠玉のバラードである後者は、何かしらのコンピレーション(HR/HMバンドのバラードを集めたやつ)に収録されていた気がする。ちなみに”Shake & Tumble”と”All She Wrote”も含め4曲がシングルカットされており、レコード会社の力の入れようが分かります。四季の移り変わりを表現しているらしいアコギ・インスト”Seasons of Change”という素敵な小曲もあるよ。それほど気に入った覚えはないのですが、なんとなく4th(アコースティックアルバム)まで追いかけてしまった。バンドは一応存続中とのこと。しかし今年(2024年4月)、64歳の若さでシンガーのC.J.スネアが亡くなってしまったので、このまま自然消滅でしょうかね。