EVILE
EVILE(UK/英)
#1708 / ENTER THE GRAVE / 2007
★★★★
リバイバル世代第3推しはこちら。フレミング・ラスムッセン(代表作:「メタルマスター」)がプロデュースしたUKスラッシャーのデビュー・アルバムです。リフは初期METALLICAを始めとするスラッシャーたちのイイとこ取り。80年代スラッシュ世代にはウケるとは思うのですが…ヴォーカルの声質がかなりトム・アラヤなので、どうしてもSLAYERを聴いている感覚に陥ってしまう。ブチ切れることがない、熱量ちょい低めのソフトなトム・アラヤといった趣。加えてギターソロの面白くない感じがケリー・キング風…敢えて寄せているフシがあるね。おそらくはケリーより弾けるギタリストだと思われますが。シンガーもギタリストも、SLAYERの呪縛から逃れないと今後厳しいかもね。コレしか聴いていないのでその後どうなったか気になるところ。中盤2曲ほどNUCLEAR ASSAULT風味の曲があり、最後にまたそれっぽいのが登場します。そしたらタイトルが“Armoured Assault”だってさ。ちなみにARMOURED SAINT臭はございません。