Stop thinking you can't do things and start thinking you can. Your future is whatever you make it, so make it a good one.

EGG

EGG(UK/英)

#1059 / EGG / 1970

★★★★

Egg (320x320)

後にGONGに参加するカンタベリー方面のギタリスト、スティーブ・ヒレッジが立ち上げメンバーだったバンドです。ヒレッジが抜けても後任は探さず、キーボードのデイヴ・スチュワート(こちらもカンタベリーの重鎮でKHANやHATFIELD AND THE NORTHやGONGやNATIONAL HEALTHやBRUFORDで活躍、ユーリズミックスのギタリストと同姓同名というのも有名)がメインのトリオとしてのデビュー作がこちら。バンド編成はEL&Pと同じ。B&Voを担当するのはモント・キャンベルでドラマーはクライヴ・ブルックス。オルガンを弾きまくっている様は、さながらキース・エマーソンですが、曲調はEL&Pほどストレートではございません。とにかく変拍子の嵐!よくわからないくらいめまぐるしく変化します(笑) そんな中、バッハの“トッカータとフーガ”とかグリーグの“山の魔王の宮殿にて”といった有名どころを入れちゃうのがお茶目。ジャズロックに親近感を持たせる効果を狙ったかな。圧巻は20分超の組曲でしょう。ジャジーでクラシカルなオルガンロック大作に仕上がってます。



#1312 / THE POLITE FORCE / 1971

★★★★

Egg polite force (320x320)

前作同様、若かりし頃のデイヴ・スチュワートがキース・エマーソン的な音色を聴かせる2ndアルバム「優雅な軍隊」です。 やはりハモンドオルガンの音はキースあるいはサイケロックを髣髴とさせる。時代からしてDEEP PURPLEのアートロックからの流れでしょう。そこにジャジーな要素が加えられ所謂カンタベリー系ジャズロック、HATFIELD AND THE NORTHNATIONAL HEALTHに繋がっていくわけですね。2曲目の変拍子が凄まじいです。何拍子なのか理解するのが大変。コピーするわけじゃなし、頭で考えるより感覚を頼りにした方がノレるような気がする。3曲目はBEATLES的なテープの逆回転を使った作品。4曲目の組曲第1楽章もこれまた不思議な拍子で解読するのが大変だ。実験的という観点からするとプログレ度は高い作品ですが…通して聴くとちょいと辛いかも。スチュワートの音楽完成前夜感は否めなません。どうせならスティーブ・ヒレッジのギターが加わった音も聴きたかったね。



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