Stop thinking you can't do things and start thinking you can. Your future is whatever you make it, so make it a good one.

EELA CRAIG

EELA CRAIG(Austria/墺太利)

#1092 / HATS OF GLASS / 1977

★★★★

Eela Craig hats of glass (320x320)

唯一知っているオーストリアのバンドですが…クリスマスの定番曲として多くのアーティストにカバーされている“A Spaceman Came Travelling”に聴き覚えがあるんだね。オリジナルはクリス・デ・バーというアイルランドのミュージシャンによる作品なんですが、最初に聴いたのがこのイーラ・クレイグ・ヴァージョンだったはず。例のプログレ特集のカセットテープにこのバンドの曲も録音されてるけど別の曲だからね、おそらく師匠経由だったかなと。何かを録音した60分テープの余りの部分に録ってくれたものだと思う。透明感のあるヴォーカルをフィーチャーした美しい曲ですね。この1曲目はさておき、全体的にはポップなシンフォニックロックという3rdアルバムで前作とはかなり印象が異なるね。ちなみに件のカセットテープに入っている曲は5th「VIRGIN OILAND」に収録されてるんだけども、ジャーマン風味でまた印象が違うんだね。1枚聴いて知ったような気にならない方がいいみたい。ツインギターが印象的なタイトルチューンも良いです。クレジットによればキーボードが3人!そのうち2人がフルートを兼任してヴォーカルとギターも兼任して、オリジナルメンバーのヴォーカル&ギター&ピアノに加えてリードシンガーまで加入して…(笑) シンフォロックにしては珍しくギターが目立ってるね。ギター&ヴォーカルの人だと思われますが、泣きのフレーズがハードロック系ギタリストみたいで新鮮。



#1349 / MISSA UNIVERSALIS / 1978

★★★★

Eela Craig missa universalis (320x320)

珍しいオーストリアのバンドとは言うものの、隣国ジャーマン・シンフォの影響が強いかな。前作とは打って変わり、この異色の4thアルバムはタイトル通りのミサ曲に準じた構成だそうです。“Kyrie”(憐れみの讃歌)に始まり、“Gloria”(栄光の讃歌)そして“Credo”(信仰告白)、“Sanctus”“(感謝の讃歌)更には“Agnus Dei”(平和の讃歌)と続き、最後は“Amen”で締めくくられます。疑似オーケストレーションも余裕でこなすトリプルキーボードを活かした荘厳な曲調が支配的ですが、敷居の低い宗教音楽という様相。今回もハードロック出身と思しきギターが活躍しております。曲調からして弾きまくっているわけじゃないんだけど出番は多い。その反面、前作で加入したリード・ヴォーカリストは目立った活躍は無し。ミサ曲ってのはハイトーンで歌い上げちゃいけないのかね?まあ地味ではありますが、シンフォ・ロックの名盤との見解もあるようです。聴きこむうちに良さがわかるってパターンですかね。



#1770 / ONE NITER / 1976

★★★★

Eela Craig one niter

71年にデビューアルバムをリリースした古参シンフォ・バンドの2ndアルバムです。グループ名には特に意味がないとのこと。逆に凄くないすか?意味を持たせたがるのが普通だけどね。アルバムは静かに厳かに幕を開けます。やがてファンキーなロックパート(70年代のアメリカ映画のサントラっぽいかも。そういえば当時はディスコ・ブームだった)へ。そして再び鍵盤に優し気なヴォーカルを加えた静のパートへと。概ねこの動と静が繰り返されるアルバム構成です。クラシックパートとロック・ジャズ・パートがいい塩梅で交互に登場します。大部分が組曲だったりするからね、起承転結に抜かりはないと。どギター(ピアノとヴォーカル兼任)は相変わらず鳴きメロを奏でて素晴らしい存在感(浮いてるという説もある)にを示してます。ちょっと弾きすぎじゃないかと思えるほどに。もちろん3名のキーボー(内1名がフルート兼任で1名がヴォーカル兼任で1名がフルートとギターを兼任)も大活躍です。不思議な魅力を持ったいいアルバムだ。ジャーマン・プログレの影響は否定できないが、何かちょっと違うんだな。



バンド名検索

powered by Quick Homepage Maker 5.1
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional