DOOBIE BROTHERS
DOOBIE BROTHERS(US/米)
#1994 / TOULOUSE STREET / 1972
★★★★
個人的にウエストコースト・ロックと言われてまず思い浮かぶバンドがドゥービー。ちょいちょいオールマン・ブラザーズ・バンドと勘違いしたりしてしまう程度の門外漢でも”Listen to the Music”(全米11位)は大好きな曲です。”Long Train Runnin’”と”China Grove”を含む「THE CAPTAIN AND ME」と迷ったけど、”リッスン…”を含む2ndアルバムにしてみたよ。”リッスン…”こそウエストコースト・サウンドの代名詞だと思っています。実際はイーグルスやリンダ・ロンシュタットもウエストコースト・ロックに括られるんだよね。これはまだいいとして…もっと広く捉えるなら、西海岸出身のミュージシャンは皆ウエストコースト。どこまでをウエストコースト・ロックに括るかは聴く人次第ということなのさ。アルバムのオープニング曲”リッスン…”以外も、意外とバラエティに富んでいて楽しめる。”Mamaloi”とか”希望の炎/Jesus Is Just Alright”とか、タイトルチューンはイメージと異なるマイナー調だったり。軽快なツインギターが心地いいです。ブラスセクションも良いアクセントに。今作から長きに亘りバンドのトレードマークとなるツインドラム編成になってます。脱退したメンバー(ギター)がゲスト参加。ピアノ&オルガンもゲスト・ミュージシャン。プロデュースはテッド・テンプルマン。